変態が変態に捕らえられ、変態に助けられる
何だかんだで騒動に巻き込まれていきなり捕らえられてしまうルーデウス。どうもよく捕らえられる奴である。だけど結局のところ、変態が変態に捕まり、変態に助けられるという話になっているな。
ルーデウスを捕まえたあの王子、元々セクハラ大王だったが、そのまま順調に育って、性犯罪者レベルにまで進化した模様。こういうのが権力持つと大変なんだよな。政治家の馬鹿二代目に多いタイプ。まあこんなのばかりいる政党がありますが。なおあの変態、一応ルーデウスの魔力を無効化させるぐらいの結界は用意させれたらしい。権力のなせる賜物というものか。ちなみにあの手の結界は術者の魔力が対象者の魔力よりも低かったら瞬時に無効化されてしまうというように相場が決まってるんですが。もっともそれを補うには、とにかく手間と時間をかけるという手が大抵あるものです。あの王子、ロキシーを拉致して良からぬことをしようという変態的企みのために金と権力にあかせて準備してたんだろうな。
それにしても変態ばかりの話だ
結局はロキシーに対して妄執を抱く変態王子に拉致されたルーデウスだったが、その兄貴でフィギュアに執念を持つ変態王子に弟子入り志願されて、その兄貴が呆気なく弟を成敗してしまったと。しかしよく分からんのは、この変態兄貴、見た目は完全にもやしオタクなのになぜか腕力が無双らしい。マジで弟の首を引き抜きそうだったから。こいつも何かワケありだな。それにしても変態は変態を知るで、変態ルーデウスとフィギュアで共鳴してしまったとは・・・。ルーデウスも前世でヒキ生活してうちに、フィギュアスキルだけは高めてたのか。一応は生産的なこともしてたようだ。ヒキニートはひたすらゲームするだけか、掲示板に張り付いているだけで生産的なことは何もしない奴もいるんだが。
裏ではあまりにひどすぎる主君に見切りをつけていた部下たちが、水面下で救いを求めていたのだが、そんな思惑とは関係なしに暴走した兄貴が勝手に成敗してしまったと。何か知らない間にルーデウス一行の世直し旅が続いております。
で、妹はルーデウスのことを変態だと思っている(と言っても、そもそも状況証拠から判断すると疑う余地もない変態ですが)から、最初は正体は伏せとけという怪しい神からの忠告だったわけか。しかしあまりに態度が不自然なせいで、最期はあの賢い子にはすべて分かってしまってましたというオチでした。最後は「(本当に変態だけど)変態だと言ってごめんね」というオチですか。変態だけど悪い人ではないと了解したんですね。大人だな。
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