フェナに対する雪丸のプロポーズ?
フェナの奪還には成功したが、暴走した雪丸が重傷、そこで雪丸を助けるために近くの港町に治療にと言う展開。このパーティーには医療担当がそもそもいないんだな。
重傷だった雪丸だが、まあこんなところで死にはしないだろう。その雪丸を見ながら複雑な想いを抱えているのが紫檀であるが、フェナのあまりの脳天気さに巻き込まれて吹っ切れしてしまった模様。そりゃ、フェナに対して決定的なことを言ってしまったつもりで、もうこれでフェナとは完全に決裂だろうと思っていたのに、当のフェナはあのズレっぷりで一方的にまくし立ててくるんだから、紫檀としては真面目に悩んでいるのが馬鹿らしくなってきたというところだろう。紫檀も「殴ってた雪丸の気持ちが分かってきた」と言っていたが、それは心底でフェナと和解したという意味。恐らく愛おしさと鬱陶しさが相半ばしている感情です。
で、命を取り止めた雪丸はフェナに熱烈なプロポーズを・・・というようにしか見えんわなあれは。実際にフェナもその意味をとりかねて右往左往していたが。どうもあの辺りのストレートさは雪丸らしい不器用さでもあるのだが、基本的にこいつは男ツンデレだからな・・・。男ツンデレと天然ドタバタ女の組み合わせって・・・賑やかしいカップルだな。
アベルとヘレナの過去の因縁が登場
で、フェナに逃げられて黄昏れているアベルは過去の回想を。要するにフェナの母であるヘレナを愛していて、フェナを通してヘレナの姿を見ていたのは間違いない。フェナの母だけに、結構不思議キャラで裏があるようである。王の子供を身籠もった状況で逃げ出したということだが、その子供がフェナと言うことか? だとしたら、フェナは王女ってことになるな。なぜそのようなことをしたのかという辺りも秘密があるのは確実。
結局は最期は火あぶりにされてしまったようで、そういうところも確かに「魔女」だわ。アベルは亡くなった後もヘレナの面影を追いかけていたようで、エデンを探すのはヘレナにもう一度会いたいからか。どうもその辺りが何を考えているのかがよく分からんのだが、何となく常軌を逸しているかの雰囲気もある。まあ愛する人の火あぶりの姿を目撃してるんだから、少しおかしくもなるわな。
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