白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

池袋ウエストゲートパーク 第3話「ゼタムーバー@芸術劇場」

いくらなんでもユーチューバーの描き方がひどすぎないか?

 今回はいわゆるユーチューバーの話なんだが・・・いやいやいや、これはあまりにユーチューバーをディスり過ぎと違うか? 確かにユーチューバーってレベルの低い奴が多いけど、そもそもこんなつまらん動画で120万アクセス稼げるほど甘くもアホでもない世界だろう。

     
この作品って原作は小説なんですね

 マコトは流星とかやらの仕事に対する真剣さに興味を感じたって言ってますが、正直なところそういうマコトの感性は全く理解不能ですね。だから何となく、オッサンが無理して今時の若者の感覚に近づけようとしているって空気を感じてしまうんですよね。

 私も内心ではユーチューバーに対しては「ケッ!!」って思うところはありますよ。しかしこの内容はあまり動画のことを知らないオッサンが、無理矢理に今時の風潮を取り入れようとして無理したって雰囲気がプンプンで。

 話自体はもろに最初から読めましたね。こりゃ炎上商法の出来レースだろうなってのは。で、この炎上商法なんてのもオッサンが無理してストーリーに今時のエピソードを取り込みましたって空気がプンプンするんだな。

 というわけで、決して今時の若者のことがよく分かっているとは言い難いオッサン(と言うよりも既にジジイに分類される年か?)の私ですが、今回のストーリーはオッサンの無理した若作りのように見えて痛くて。まあ実はズレているのは私の方で、本当はこの作品の方が見事に今時の若者の感覚に一致って可能性はなくはないですが。もしそうだったらごめんなさい。

 

ジーボーイズって資金稼ぎの仕事もしてたんだね

 で、ジーボーイズはこういう護衛仕事なんかも請け負っているってわけか。一応ボランティア自警団だけでなくて資金調達もしていたってことか。それが実は今回の一番の肝かな。で、今までどの辺りがヤバい奴なのかというのが今ひとつハッキリしていなかったタカシが、どうやら本当にヤバい奴らしいということを見せたのも今回が初めてか。まあギャングのキングなんですから、あのぐらいのヤバさがないと嘘くさいですよね。今まではあまりに単なる爽やかな好青年でしたから。

 にしても、マジであの程度のネタでスタジオ開いて人を雇えるぐらいの収入を得られるようなチョロい世界なんだったら、私もユーチューバーに転身するわ(笑)。実際はあの程度のネタだったら、せいぜい年収数万程度の雑魚チューバーが限界だと私は思うんですけどね。もしかして私の感覚が現実とずれてるんだろうか? まあ残念ながらどうやっても、私のようなジジイに今時の若者の感覚を完全に理解するのは不可能ではありますが。