白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2024年冬アニメ前半編(木~日)

 さて今年も新たなシーズン突入で冬アニメも多数始まったようですが、とてもじゃないので全てをフォローするわけにもいかないので、早速の絞り込みと言うことになります。とりあえず週の前半に早速始まったアニメについてまとめてチェックしていきます。

 

異修羅

 ここのところ増えている血みどろアクション系か。何やら機械のように見える魔物の脅威にさらされている世界で、いきなり剣だけで金属を切り倒すという無双な男が現れたのが主人公(?)というところの模様。

 とは言うものの、OPを見る限りではこの手の無双がゾロゾロ出てきてジャンプ的展開をするのが予想がつく。しかもいきなりヒロインの手足引っこ抜いて惨殺して血みどろってセンスは私の嫌うところ。流れとしては昨シーズンの「ラグナクリムゾン」「はめつのおうこく」の同類という辺りが予想がつく。本作についてはいきなりオチ。

 

魔法少女にあこがれて

 魔法少女にあこがれる少女が、なぜか敵の女性幹部に抜擢されて・・・という話でドタバタギャグかと思ったら、確かにギャグ要素はあるものの、それよりも彼女がサディスト趣味に目覚めて魔法少女をいたぶる変態ものだった。あまりに気色悪くて最後まで見るに耐えなかったので、これはいきなりオチる。

 

ダンジョン飯

 これは私も既に原作を読んでいる話。原作は既に完結しているので、そういう意味では途中でストーリーが有耶無耶という心配は無いが、どうせ今期では完結しそうにないので結局は中途で終わるだろう。まあ全話を描こうとするとかなりハイテンポ気味で描いても最低で2クール。通常にじっくり描いていったら4クールぐらいの話になると推測出来る。

 どこまで描くつもりなのかは分からんが(多分小出しにして反響を見つつになるんだろう)、一応は付き合うことに。第1話を見る限りでは非常に無難な作り、各キャラの性格も既に描けているし、話は原作がしっかりしているから揺らぎがないし、それに「魔物を食べる」というコンセプトは初めての視聴者でも引き付けるキャッチーなテーマだしということで、無難を絵に描いた手堅い作品になりそう。

 

 

即死チートが最強過ぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが

 まあいろいろな要素をぶち込んでいるが、大括りで言うと異世界チート系。主人公が何の脈絡もなく最強チート技を持っているので、それを使って無双していくだけという話。

 概してこの手の作品はチート過ぎる主人公が話を進める上での最大の問題点になって話が至って盛上がらないものになりがちなのだが、既にその傾向は現れている。この手のはそのチート主人公がそのチートさで悪を一方的に蹂躙していくという爽快さが描ければどうにかなるが、その点では目下のところは相手が悪と言うにはあまりに半端なので、その爽快さもない(弱い奴をいたぶっているだけにしか見えん)というのが、実は作品的には一番の問題。とりあえずしばらくはチェックするが、今のところオチる確率は半々。

 

百千さん家のあやかし王子

 最近のトレンドの1つの妖怪もの。施設育ちのヒロインが、親の遺産と言うことで引っ越してきた山奥の一軒家は実は妖怪の溜まり場になっており、既に邪悪な妖怪と戦うイケメン妖怪達が集まってましたという「いかにもな」という話。

 とにかく異常に前向きなヒロインと、一風クセのあるイケメン妖怪達というキャラはそれなりに立っていて無難にまとめているが、あまりに定型的。どちらにしても私が見るような作品ではないと言うことで本作は今回でオチる。

 

治癒魔法の間違った使い方

 巻き込まれ召喚で異世界にいかされてしまった絵に描いたような普通の高校生だった主人公。しかし彼が治癒魔法能力を持っていることが判明したことで、ぶっ飛び治癒魔法師に強制連行されてしまって・・・という巻き込まれ型ドタバタギャグ。

 絵に描いたようなクールな優等生キャラとして登場した生徒会長ヒロインが、実はファンタジー系オタだったらしく、召喚絡みで元々のイメージが完膚なきまでに破壊される過程とか、光魔法の素質があり絵に描いたような優等生が崩れない生徒会副会長(?)キャラとか、パターンではあるがキャラ配置及び描写は合格点。威厳を持とうとしていたものの、それがこれまた完膚なきまでに崩れていく王様とか(どうも本作はこのパターンが多いようだ)、ギャグとしてのポイントは押さえている。これをテンションを落とさずに最後まで突っ走れれば、それなりに楽しめる作品にはなる可能性あり。とりあえずチェック。

 

 

ぽんのみち

 舞台は尾道、最近の流行の一つであるヒロインの日常生活を描いた「たまゆら」系作品かと思っていたら、どうやら麻雀アニメであることが判明。この時点で興味喪失なので本作は今回でオチる(「たまゆら」系作品だったとしても興味外というこでオチたが)。

 

結婚指輪物語

 異世界からやって来たヒロインと幼なじみとして暮らしてきた主人公が、異世界に戻るヒロインを追いかけて異世界に行ってしまって、そこで流れからヒロインの夫として聖なる指輪の能力を使う勇者として魔物と戦う羽目になってしまうと言う話。

 かなり強引なストーリー展開だが、目下のところは主人公のキャラも大きな矛盾もなく、作品世界自体はご都合主義満載ではあるがそれなりには成立している。目下のところはこれからの話の展開が分からないのでしばし様子見。

 正統派のファンタジー的展開もあり得るのだが、EDを見る限りではどうもヒロインゾロゾロのウハウハハーレム系に進む可能性が高いように感じられたので、そっち系だと明らかになったらその時にオチるか。

 

マッシュル-MASHILE-神覚者候補選抜試験編

 前期にあったすっとぼけた感じは相変わらずで、それが作品自体の魅力ではあるが、どうも作品自体はいよいよ私の嫌いなジャンプ的王道バトル展開に突入しそうな気配がプンプンで、そうなったらオチるか。一応もう少しは様子見。

 

 

俺だけレベルアップな件

 何か随分昔にピッコマで読んでいた記憶があるが、ストーリーのことが全く記憶に残っていないことから推測すると、一盛りいくらの量産型ストーリーであるのは間違いなかろう。

 とりあえず「弱いはずだった主人公が、何かのキッカケで突然に能力に覚醒して無双化する」という超ご都合主義なオタの妄想系パターンだと言うことはいきなり推測がつく。とりあえずもう少しフォローはするが、もろに定型パターンに陥って厭きてきたらオチる。

 

最強タンクの迷宮攻略

 これも随分昔にピッコマで読んだ記憶があるが、途中で放り出してそれっきりで忘れてしまって、その後のことも何も気になっていないところからすると、量産型ストーリーの一群なのは間違いない。

 その内容もあまりに特徴がなさ過ぎて完全に忘れているが、要は最近に多いリストラ系の一環。リストラされた主人公が実は最強スキル持ちだったというのと、例によって勇者様がアホな上に性格が悪いという典型的なお約束を踏んでいる。

 主人公はいきなり駆け出しパーティーの面倒を見たり、ホムンクルスの美少女を保護したり、さらには完全なシスコンだったりと強烈な「兄性」を示しているのが、リタイヤ系で無双の「父性」を発揮していた昨期の「冒険者になりたいと都に出て行った娘」なんかのパターンと被る。まああの作品と同様に、結局は何も始まらずに何も終わらないところで終了になりそうなのは今から予想がつく。主人公自身の描写には破綻がないのでしばしは付き合うが、本作も退屈したらオチる。


 以上のようにとりあえず11作といきなり量産だが、その内の4作は即オチ。残りのうちの「ダンジョン飯」は恐らく最後まで付き合うが、後の6作は半分は数話でオチそう。