バカ息子はドツボで、見事にざまぁ展開驀進中
ざまぁ系の王道を驀進中です。ダリエルをリストラしたバカ幹部は、CP無視した最終兵器を必死で作って「俺って偉大、今までこれを作った奴なんて誰もいない」と悦に入っていた模様だが、そのためにミスリルの採掘量を4倍なんていう現場を無視したバカ命令出したせいで、ノッカー共々鉱山が丸ごと人間側に奪取されてしまう羽目に。結局は上司たる魔王に呼び出されて「お前、バカか」とネチネチと叱責されてぶち切れる羽目に。
それにしてもざまぁ系の王道とはいえ、このバカ息子、バカを極めていますね。往々にして「今まで誰もしたことのない作戦」なんて類いは、あまりに無茶で実現性がないから誰もやらなかったアホな作戦ってことが多いです。だけどバカに限って「今まで誰もやっていない」というのに惹かれてバカなことやっちまうんですよね。
脚本家なんかにもいますよ「今までこんな斬新なストーリー、誰も書いたことがない」なんて一人で悦に入っているような奴。それはあまりに無茶苦茶すぎて誰も書かなかっただけって。しかし時代が間違って、そういうシナリオを「ジェットコースタードラマ」とか呼んで持て囃した時期があって・・・。結局そういう時代に自分の実力を勘違いした奴が、勘違いしたまま大者になっちまって、今頃ひどい脚本を平気で書きまくっている。ここ最近で酷評されたドラマの脚本家なんて大概その口です。
有能すぎるダリエルの方は絶好調ですが
今回もダリエルの有能さが際立ってるんだが、ダリエルに協力を求めてきた鉱山管理担当の人物、ダリエルは実際に話をしてみて「この人なら大丈夫だ」と協力する気になった模様。実際に道理を弁えていてキチンと考えのある人物のようです。奇策が出てくるタイプではないが、任せた仕事は堅実にキッチリとこなすタイプで、仕事的には一番信頼できるタイプ。恐らくダリエルも補佐の地位に就いていた時には、こういうタイプの人物を要所に配置していたでしょう。
で、彼が話の出来る相手と考えたから、昔の友人のリゼートを連れてきて交渉することに。鉱山奪取を狙って非効率な全面戦争をするよりは、4倍の価格でも入手できればそれでOKというのが彼らの判断。そもそも魔族連中はミスリルはアクセサリやら触媒やらと言っているので、不可欠ではあるがミスリルの武器が必要な人間ほど多量には必要ではなかったのではと考えられる。どこかのバカ息子がCP激悪の最終兵器を作ろうとさえしなかったら。
と言うわけでダリエルの有能さがひたすら際立つのですが、有能な男はやっぱりモテると言うことでマリーカさんがグイグイと力押しで来ていて、ダリエルの逃げる余地がほとんどなさそう。どころかガシタまでダリエルの嫁になりたがってるから・・・。まあ恐らく最終的にはダリエルは魔族と人間の架け橋になるというオチだろうけど、まあこの作品は「そうなるんだろうな」と匂わせるところまでで、途中で終了だろう。
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