クソゲーに散々翻弄されている主人公
いきなりゲームが詰んでしまった上に、助けてもらおうと思ったギンジは肩書き通りの人でなしで、まんまと衛兵に売られてしまった主人公、挙げ句に殺した親友の幽霊には悩まされるし、完全にドSの異端審問官に手足切断の拷問を受ける羽目になりそうになるしって散々なドタバタなんですが・・・笑えねぇな。何かドタバタが寒いぐらいに滑っていって全く笑いのツボに入らん。
で、お約束通り「ログアウト出来ません」という制約が付いている。あまりの事態にとうとう主人公が失禁してしまったのだが、それがどうやら裏技的に働いて何か助かったようであるが、ぶち切れた主人公が「こんなクソゲー二度とやるか」という極めて常識的な反応して、ログアウトしてしまったところで終わりというのが今回。
ただ残念なことに私には全く面白味がないです
次回どうやって主人公が再びこのゲームにログインする動機を作るのかはしらないが、やっぱりどうにも展開に無理があるな。主人公は状況にほったらかされてひたすら理不尽な状況に巻き込まれているだけなんだが、正直なところ視聴者の方もほったらかされてるんだよな。主人公が放り込まれた理不尽な環境を嘲笑って見るべき作品なんでしょうか? なんか今ひとつ腑に落ちないんだよな。元々滅茶苦茶リアリティのあるゲームがリアリティがありすぎるせいで超クソゲーになってしまったってのがこの作品の設定の肝なんだろうが、そこのところが全く意味をなしてないんだな。
と言うわけで主人公のように「こんなクソアニメ二度と見るか!!」とまで叫ぶわけではありませんが、私としてはこの作品にこれ以上付き合う意味を見いだせる気がしなくなりました。最初から非常に違和感を感じてましたが、どうもそれが限界まで拡大してしまったようです。昨期の「蜘蛛ですが」の話もそうだったし、その前の「100万人の命の上に」もそういうところがあったが、視聴者おっぽり出してキャラが勝手にドタバタ大騒ぎしているだけってのが、昨今のアニメのパターンや流行なんでしょうか? もしそうなら、私の見られる作品っていよいよなくなってきたなというところ。
と言うわけで、先の「聖女の魔力」に続いて水曜夜アニメは全オチになってしまいました。今期は「シャドーハウス」が既に半オチ(あまりにわけ分からんので、次回もその調子なら完全にオチる)、「スライム倒して300年」がカウント9ぐらいまで来てる状態ということで、正直なところ今期のアニメはかなり低調です。
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