農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった 第2話、第3話
主人公が勇者でも何でもなくて、あくまで農民なんだがそれにも関わらず無双ってところのギャップが売りのこの作品だが、早くもその「農民」という設定が無意味になって来たな。これだと単なる普通に無自覚系の主人公でも一緒。殊更に農民設定したのが生きていない。
で、そういう普通の冒険物化しつつある本作に登場したのが、これまた悪党の定番中の定番の邪竜という。そしてこの邪竜は完全規格外の主人公のパラメータをも上回っているらしいと言う早くも能力値のインフレーション状態。にしてもそうなったら、魔王軍の幹部だったとか言う一話のあいつが惨めすぎるな。
そしてこの邪竜の鍵を握っているのが、本来なら脇役どころのギルドの受付のヘレンさん。まさか彼女がこんな形で本筋に絡むとは思ってなかったが。と言うことは彼女も主人公の愛人候補か? で、この邪竜ってのが人間の絶望を吸収して強化されるという変態竜とのこと。うーん、今の自民党政権下の日本に出て来たら最強になりそう。
この変態竜を弱体化させるために主人公が取ったのが、ヘレンに希望を持たせることだけど、それにしてもこの邪竜、パラメータ変化が極端すぎるな。ヘレンが希望を持っただけで恐らくパラメータが半減以下になったってとこでは。こんなに変化するなら、そりゃ虚勢を張りまくってヘレンを追い込むわけだ・・・。
で、弱体化した邪竜は呆気なく主人公にボコられて終わり・・・と思っていたらまさかヘレンが・・・。こうなったらパターンは、ヘレンが邪竜に憑依されてしまったか、もしくは最初からヘレン自身が邪竜そのものだったかってとこだが、後者だと彼女の弟の立場がないので、まあ前者か。となると主人公がどうやってヘレンの中から邪竜を叩き出すかって話になるのか。
SPY×FAMILY 第14話、第15話
結局、テロの話に犬のネーミングの話も付けて3話にしましたね。まあそれだけキッチリと描けてます。
車で突進してくるテロリストを蹴り一発で粉砕するヨルさんが相変わらずの無敵ぶりですが、あの状況で犬を傷付けずに爆弾を外してしまうロイドの神業も相変わらずです。もっともロイドはヨルさんよりはずっと普通の人ですから、事件が解決した後は疲労でガタガタだったようですが。それにアーニャのせいで慢性的に胃が悪い模様。
アーニャがボンドの件でだだをこねた時に、ハンドラーがサラッと「私にもあれぐらいの年の娘がいた」と過去形で喋りましたね。何となくその娘を戦争で亡くしたという過去が垣間見える。ちょうどロイドの過去の話が最新刊の10巻で登場しますが、やっぱり戦争で地獄を見ているのが彼らで、だからこそ戦争を起こさないために命がけで工作を行っているということを匂わせています。ですから浮かれて戦争やりたがっているテロリスト大学生たちへの怒りはかなり凄まじいものがありましたね。「お前らは戦争の現実も知らずに戦争やりたがっているのか!」という怒りが伝わってきた。まあ戦争やりたがる連中って、大体はこういう馬鹿か、それとも自分は絶対に安全な場所にいられることを確信している奴だけなんですが。
で、ドタバタの挙げ句にボンドがフォージャー家の一因に。そのネーミングもドタバタがありましたが、確かにアーニャはずっと「犬」って呼んでましたね。そもそもアーニャは両親も「父」「母」というかなり不自然な呼び方をしてますが。なお「子音を聞き分けられない」が「死因を聞き分けない」に変わっていたヨルさんのズレた妄想は爆笑しましたが。
と言うわけで第二期も見事に快走中の模様です。まあよっぽど馬鹿やらない限り、今期トップはこの作品で決まりだろうな。問題はNo2は何かあるか。
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