結局は最後までただの厨二だった真島に、ほとんど活躍できなかったたきな
真島の再登場で再び緊迫する千束の状況。いきなり超接近戦の撃ち合いに。しかしその最中に千束の人工心臓に不調が。千束危うし・・・ってところなんだが、何でその後に真島と2人でマッタリとなごんでいるんやら。思わず肩が落ちたわ。
結局は真島はかつて自分に恐怖を抱かせた千束と対決すると言うことだけが目的で、不調な千束を倒したところで意味がない・・・ってとことん厨二な奴だな。何かテロの目的も結局は今ひとつハッキリしてなくて、要は強いものには反抗したいという根っからの厨二精神だけ。何かこんな厨二にそそのかされて命賭けた配下の連中が気の毒になって来たわ。
で、常に真面目なたきなは1人で必死に千束の元に駆けつけようとしてますが、千束は真島と楽しく殺し合いの最中(もっとも千束は殺す気はないようなんですが)。たきなが到着した時には決着のついた後で、タワーから転落する千束にたきなはワイヤーを絡めて・・・は良いが、あんな細いワイヤーだと、ワイヤーが持っても体が持たんぞ。たきなが肩にワイヤーが食い込んで悲鳴を上げていたが、落ちていく人間を支えたらあの程度では実際には済まない。逆に片手ぐらい持ってかれる可能性がある。
それでも脳天気な千束は元気ですという無理くりな大団円
その間にミカは吉松から人工心臓を回収した模様です。結局は吉松を殺したんでしょうね。吉松は自分が犠牲になる気満々だったんだが、千束は最後の最後まで人殺しを拒んだ。要は千束に人殺しをさせるってのは吉松の背後の組織の意志だったんだろうけど、結局はその組織のこともハッキリしないままで終わってしまったな。何となくそうなる気もしたが、そういう細かいことはすべて有耶無耶で終わらせてしまった。この辺りがいささか消化不良。
そして騒動の後の日本は相変わらずと。ただ真島が町に大量の武器をばらまいたので不穏な空気は潜在的にということで、これが真島の目論んだところらしいが、結局は最後の最後まで厨二という言葉しか出てこない愉快犯でしたね。いや、本当にこいつが何をやりたいのかだけは理解できなかった。
千束はいきなり人工心臓植えられて驚いてなぜか宮古島まで逃亡、結局は追いかけてきたたきなを初めとするリコリコの面々と共にハワイに飛んで目出度し目出度し・・・って、何か無理くりな力技だな。まあ日本がああ混乱した後で大団円をもってこようとしたらそれぐらいしかないのかもしれないが。
と言うわけで話の背景や設定には無理くりなヘッポコ感があっていささか納得しがたいところではありますが、美少女ペアを中心とした単純なアクションものとしては、まずまず上手く描けていた作品だとは思います。いろいろ引っかかるところもありますが、全体的に決め手に欠く作品ばかりの今期では、本作が相対的にナンバー1になるのかな・・・。
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