白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4 第4話「水都の少女」

人魚の助けを得ながら仲間の元に駆けつけるベル

 下層に落ちたベルがそこで出会ったのは人魚の少女マリィ。一般に人魚の肉を食べると不老不死になるとか、人魚は特殊な能力を持っているとされるが、彼女の血も回復効果を持っているようです。

   
原作は小説です

 それにしても相変わらず、人間やモンスターの別なくモテモテのベル君です。相手に警戒心を解かせる天性のスキルを持っているというところか。普通はああいう境遇の人魚はもっと警戒心あるものですが、最初からベルに対して好意むき出しで接近してきてます。それとも他の異端児達から事前にベルのことを聞いていたんでしょうか? それでも初めて会ったのならベルのことを知らないはずですね。実際に名前を聞いていたし。

 で、ベルはそのマリィの助けを得ながら、仲間を追いかけることに。にしても、上層を目指すとなると人魚の滝登りになると思うのだが、そこのところは意外に逞しいんだな。それに結構臆病なのかと思っていたら、巨大怪魚が登場した時にも全く動じずにギリギリのところを悠々とかわしてましたから。マリィって水の中では結構強いんでしょうか? ちなみにどの程度水から離れて生きていけるのかは謎ですね。最後はベルが担いで走ってましたが。

 

 

次回辺りで雌雄を決するのか?

 一方で仲間たちはあのグリーンモンスターの罠にはまって危機に陥っている。それにしてあそこまで膨大な数のモンスターを使役するというのは、何かの特殊能力を持っているのだろうか? かなり狡猾な奴のようであるが、冒険者狩りをする目的は今ひとつ分からないんだよな。明らかに何らかの最終目的を持っているようではあるのだが。それともう一つ、いかなる作用によってあのような異種が誕生したかだ。その辺りはいわゆるダンジョンの秘密に絡んでいるんだろうか。

 けしかけられたモンスターは一匹一匹は雑魚クラスのようだが、とにかく数が多い。そうなると非戦闘員や負傷者も抱えているパーティではジリ貧になる。前衛で戦えるのはアマゾネスと鍛冶屋とサムライと忍者か。ヒーラーはいるようだが、当然のようにMPは限られているだろうし、強力な魔法を駆使できるソーサラーはいない模様。ああいう大量の雑魚にはソーサラーの魔法一発が一番効果があるのだが、それが出来ないのはしんどい。

 まあとりあえず、パーティの危機一髪にギリギリでベル君が駆けつけてグリーンモンスターと雌雄を決する?というところか。駆けつけた時には手遅れでしたという展開はこの作品の場合はないでしょう。作品によっては手遅れになり、復讐の鬼と化したベル君が敵を求めてダンジョンの中を彷徨うってダークな展開があり得るのだが、まあこの作品の場合はそういうタイプの作品ではない。それにそういうダークな話は短編だと良いが、長編には持って行きようがない。まあ良くも悪くも「王道」のファンタジーですから。

 

 

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