白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

金装のヴェルメイユ 第5話「暴走」第6話「願い」

動き始めた陰謀

 話に動きはありましたね。あのいかにも怪しかったオブシディアン先生が正体を現し、その陰謀によってヴェルメイさんが暴走、それをアルトが命を懸けて抑えようとすることに。結局はアルトの「愛の力?」でヴェルメイさんは正気に戻りましたが、その過程でアルトが致命的なダメージを負ったことから、ヴェルメイさんとアルトはいよいよもって切っても切れない関係でつながってしまったと。

   
原作コミックあり

 今回の件がオブシディアンが魔族の力を得ようとしていたらしきことは分かるんだが、まだ不明なのはこれがオブシディアン1人の野心によるものなのか、背後に何か組織的陰謀があるのかというところ。現場に駆けつけようとした生徒会長を、オブシディアン以外の別の誰かが食い止めたようだから、何らかの大きな陰謀はありそう。組織的陰謀があるんだったら、今後それがアルトの前に「敵」として立ちはだかり、それに対してアルトがどう対処するかというのがストーリーの核になる。その場合は生徒会の面々もアルト側で参戦するという可能性もあり。あの生徒会長なんてまだ謎が多そうだから、今後も重要なキャラだと思うのだが。なお彼女は魔剣のようなものを駆使していたようだが、何となくあの剣は魔属性の気がするんだが。だとしたら彼女はヴェルメイさんの正体に勘付いている可能性がある。

 

 

ヴェルメイさんのラブストーリーになるの?

 それにしても話がヴェルメイとアルトの関係を中心に展開しだしたら、いよいよもってリリアの影が薄くなる。第6話なんてアルトの側でオタオタしているだけで存在感が大分薄くなってきてました。ましてやもう少し重要キャラになるかと思っていたマルクスとシャロルなんて完全に背景になってしまったな。

 そして今回の件を機にアルトとヴェルメイさんの関係にも変化が現れるということのようだ。今まではウブなアルトをヴェルメイさんが弄んでいる感じがあったが、アルトのド直球な愛情にヴェルメイさんが魔族としてはあり得ない感情に翻弄されるという展開に。ヴェルメイさんが「ものすごい遊び人に見えていたケバ女が、実は意外に男性経験がなくて本性はウブだった」っていうパターンにハマっていきそうな模様。

 で、それは別に良いんだが、私としてはそういう話がメインに立ってくるとあまり興味がなくなってくるんだよな。ストーリーの味付けとしては良いんだが、その話ばかりにならないことを祈るところ。

 

 

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