過労気味のロイドが家庭円満を演出しようとするが・・・
人手不足の影響を受け、重要ミッション「梟」を進行しつつ、様々な他の使命も果たさざるを得なくなって過労気味のロイド。さすがに過労が顔に現れている事態に。しかしそれにも関わらす、無責任なご近所さんは「家にほとんど帰っていない様子なのは浮気に違いない」と陰口を。この国のような超監視社会ではご近所の良くない噂も下手をすれば任務の失敗につながりかねない。完璧を誇るロイドは慌てて円満一家を演じるべく、アーニャ達を連れて水族館へと繰り出すが、そこまで任務が追いかけてきた・・・というもうお約束のドタバタ展開です。
まあ例によってロイド君はあまりに有能すぎるせいで、彼が成り代わった新人君が後で大変なことになりそうだが・・・。なおロイドは気付いていないが、父の任務のことを読心術で理解しているアーニャがさりげない(と言うにはあまりに露骨だが)サポートをしているのがまた笑える。アーニャはとうとうペンギンの心まで読むという大進化を遂げました。ちなみにペンギンの頭の中はほとんど「お魚、お魚」だったようですが、もしあれがウサギだったら、恐らく頭の中は「繁殖、繁殖」ばかりなのでアーニャには刺激が強すぎてぶっ倒れたでしょう(笑)。
何も終わらず、何も始まらずですが予定通りでしょう
で、一件落着で目出度し目出度しと思っていたら、最後の最後でアーニャがへそを曲げてしまって、懐柔するために奇妙な形での家族団欒の風景。何か微笑ましくて良いですね。何だかんだでロイドが段々とペースに嵌められていっているのが分かる。異常に忙しい任務に追われながら、ロイドが「その上に帰れば家族を演じないといけないし、気を抜く暇がない」というようなことを言っていたが、恐らく自分でそう言いながら「本当にそうだろうか?」とどことなく一抹の疑問も感じている節は見られた。その辺りなんかも今後さらに大きくなってくんだろうな。
と言うわけで、案の定予定通りに「何も終わらず、何も始まらない」という終了になりましたが、まあこの話の場合は当然そうなったでしょう。変なエンド付けたらおかしなことになりますから。しかしこの時点でもこの作品の今期トップは決まりですね。で、今期に関しては私のこの感覚は世間一般とは多分大きくはズレてないだろうと思います。私が今までトップに挙げた作品って、世間一般の評価とはかなりズレてるだろうなと思いながらも自分の趣味で推したのが多かったけど。この作品は客観的に見ても評価が低くなりそうに思えない作品ですから。
と言うことなのでこの作品、絶対に第2期出るだろうなと思ってましたが(これで出なかったら、余程経営センスがないか、それとも原作がこの後に大崩壊でもしたか)、やっぱり出るようですね。HP見に行ったらこの秋にも早々出るそうです。鉄は熱いうちに打てですから、タイミング的にも、なるはやなのが正解でしょう。
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