白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔法使い黎明期 第10話「おやつのじかん」

何かいきなりとち狂いまくりの主人公

 セービルは完全に迷走状態です。とりあえず魔法薬を作るとか、魔法の制御を学ぶとか、一応の目的はできたみたいですが。それにしても相変わらず感情面がおかしい。自分の父親が世界を滅ぼしかけたとんでも親父というのは「それはどうでも良いこと」らしい。結局は自分の生い立ちには全く無関心というか、何にも感じていない模様。

     
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 で、とち狂った挙げ句にロリ婆に求婚しちまった。「つがいになりたい」って・・・。なんちゅうプロポーズだ。しかもそれをセービルに対して露骨すぎる好意を持っているホルトの前でという鈍感を通り越して残酷さ。これにはさすがのロリ婆も完全に調子が狂ってかき回されているようだが。先生というのをやたらに強調して、自分は年長だから恋愛の対象外とアピールしてるんだが、常識の無いセービルにはそんなもの全く届いていない。しかもセービルはまだ「愛って何ですか?」というのが実際だし。

 

 

カルトの鉄砲玉として自爆させられた少年に転向が板に付いてきた男

 このノホホンとした村でいるうちに、カルト教団に洗脳食らっていたカディ君の心も溶けていく。獣堕ちや魔女たちの普通の暮らしを見ていたら、彼らは邪悪でもなんでもなくて普通の人だというのが嫌でも分かり、自分が教え込まれていたことが嘘八百だというのが嫌でも身に染みてきた模様。何だかんだ言いながらクドー君も面倒見が良いし。しかし所詮は悲しいカルトの鉄砲玉。組織は彼にトラップを仕込んでいたようです。あえなく使い捨てにされてしまう。まあ下っ端にジハードを強いるような連中は、決して自分達は命捨てませんから。それがカルト教団って言うもの。

 危機一髪のところで身を張って立ち向かったのは、何と暴虐君。しかし武器を持っていないにしてもあからさまに大苦戦。まあ見事なまでに「最大の敵だったライバルが、仲間になった途端にやけに弱くなる」というお約束をまんま体現してます。何か今回は彼がああいう境遇になるに至った暗い過去を語っていましたが、どうやら本当にこのキャラを転向させるわけか。

 ホルトの魔力も上がっているようですが、実戦考えると呪文の詠唱が時間かかりすぎですな。一方のクドーの方はあの状態の暴虐を一発で治療できるのはかなりレベルが上がっているな。結局はセービルが一番役立たずなのは相変わらず。しかしそれにしてもストーリーの方向性が全く見えないな。ずっと序盤という印象。

 

 

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