白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

パリピ孔明 第8話「自分を探す」

自分探しの英子と謎多き七海

 今回は英子とKABE太人が壁を乗り越えるために苦闘するという地味回。まあここのところの流れを受けたら必要な回ではありますが、どうしてもこういう内容の時は話が面白くなくなるのは仕方のないところ。

     
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 英子の方は七海と交流しつつ、自分のスタイルを模索中。しかしやっぱり七海って孔明がもっとも要注意と言っていたアザリエの覆面ボーカルで確定でしょうね(というか、ここまで来て無関係だったら、そっちの方が意表を突いてるわ)。英子が自分のライバルとなる可能性があるということを知っているのか知らないのかは不明だが。何やらマネージャーか何かの名刺を持っていたところを見ると、英子のことを知っている上で何かを仕掛けてきている可能性もある。何となく彼女自身は今の企画としてのガールズバンドに不満があって、自身のやりたい音楽を模索して路上ライブやってたんじゃないかって気がするが。

 

 

原点に戻るKABE太人

 一方のKABE太人は、自分探しで自分の原点に戻ってきたようです。そこで再会したのが、あの彼をラップの道に引き込んだかつてのダチ。今はしがないユーチューバーのようです。どうやらKABE太人の方が大化けしてしまったようです。もっとも彼のラップがこれまたひどい。これ、わざとなのか、それともそういうつもりがなくそうなってしまったのかは分からんが、やっぱりラップは実際に何らかの形でやらないといけないのがしんどいわな。料理ものなんかと違って「こ、これは・・・言葉がまるで流れる水のように溢れて心に突き刺さる・・・なんなんだ、これは。」で誤魔化すわけにもいかないので。ここのところ、コミックや小説なら適当に誤魔化せるんだが、アニメの場合は・・・。

 で、とりあえずKABE太人君自身も自分の原点を取り戻しつつあるようです。要は赤兎馬に勝たないといけないということばかりが頭を占めていて、自分がそもそも何のためにラップを始めたかという初心を忘れかけていたと。まあそのことはあの少年の「KABEさんのラップを聴いていると勇気が出て来た」という言葉なんかにつながるわけで、結局は地味な彼にとっての勇気であったわけで、だからそれが回りにも共感を呼んだと。

 お約束のコテコテのパターンです。もっともこういう回があまり続くとこの作品の場合はしんどい。孔明はどこ行ったんだってなるんで。

 

 

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