そして何事もなかったかのようにヘッポコドラマが続く
前回は、イリーナが魔族にさらわれて、さらに彼女が邪神の血を引いているという衝撃の事実が明かされるという中盤の転機になるかというエピソードだったんですが・・・何事もなかったかのようにヘッポコ学園ドラマが続いています。
そして今回はまた新キャラ登場。ドジッ子暴力系妹キャラという意味不明なキャラ。しかも彼女がどうもイリーナに姉の面影を見てしまったようで、イリーナの妹分に収まってしまった模様。もっとも背後に彼女をけしかけた謎の仮面男が。何やら目論んでいるようだが、その目的は不明。普通に考えられるのは前回にも登場した邪神陣営の魔族か。後はアードの正体を確認しようとしている旧四天王の一人って線もあり得る。
それにしても「時の流れが異なるダンジョン」って、奥にブラックホールでもあるのか? そう言えば新ヤマトがそういう無理矢理設定で地球の波動機関関係の急すぎる技術進化の辻褄合わせをしていたという話を聞いたことがある(私は作品を見てないので正確なところは知らないが)。時の流れを変えて話の辻褄を合わせるってのは、究極のご都合主義であるのだが、ファンタジー世界ではSF世界の重力と同じレベルで簡単にいじるよな。
結局は学園ラブコメが主で、後は付け足しなんでしょうか
で、ヘッポコ学園ドラマの方は、アードが学園祭の演劇で魔王様を演じるという「ご本人登場」パターンをやる模様。何かこの作品って、こういうヘッポコ学園ドラマが主であって、魔王云々なんての今時のウケ線を狙うための追加フィーチャーのような気がするな。まあ今時のなろう系って、無理矢理にでもファンタジー世界要素を放り込んでおかないと受け入れられないようだから。もっともそのせいでテンプレ通りの作品ばかりが量産で、既にオワコン感が半端ない。その内にAIが作品作れるようになるだろうな。既にハーレクインロマンスなんかは大分前からそれに近いらしいが(アンケートなどで調査したウケ線のシナリオパターンをいくつか用意して、それを組み合わせて適当なプロット作ってから作品書かせると聞いたことがある)。
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