白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

殺し愛 第12話「MY NAME」

結局は完全中途で終わってしまいました

 ああ、やっぱり途中で放り出したか。仕方ないわな。どう考えても今期で決着つく作品でなかったし。今期はとりあえず二人がこうしてパートナーになりましたってとこまで描いて、好評なら次期もってところか。だけど次期もってほどの盛り上がりになるとも思えんし。結局はこれで原作が売れたら良いっていうプロモアニメか。しかし私はひねくれ者だから、こういう半端なことをされると意地でも原作なんて読むかという気になるんですね。まあ実際に原作を読んでみたいと思うほどの作品でもないし。

  
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 要するに今回の肝はシャトーさんが恐らく無意識に封印していた幼児期のツラい記憶をリャンハと出会ったことがキッカケで思いだし、そのことによって自分がリャンハに実は惹かれているということも自覚したってことですか。

 結局はオリジナルのリャンハってとことん良い奴だったようです。確かにあの手の組織に所属していてああいう「良い人」は間違いなく早死にします。任務の途中で誰かに情けをかけて致命傷になるか、自身の任務に疑問を感じ始めて組織を裏切る形になって消されるか。

 

 

リャンハの名前を継いだは良いが、余計な災いを招き込んだようで

 ただ彼の心はリャンハが引き継いだと言うことで、彼はオリジナルの名前だけでなく、その心も引き継いだ模様。で、やっぱり彼自身は名無しだったようだ。あえてリャンハの名前を引き継ぐのは、彼自身がやはりリャンハに恩義を感じていたというか、端的に言うと友情を感じていたということだろう。だから「死ぬな」と言ったのは本当の気持ちだったんだろう。で、案の定死んでしまったという事実に悲しさを感じ、そのまま彼を消したくなかったという気持ちの表れってこと。

 もっともそんな露骨なことするから、ドニーにリャンハと何か関わりがあったことがすぐにバレて、結局はややこしいことに巻き込まれることになってしまった模様。戦争屋のドニーが何を企んでいて、シャトーさんがそれにどういう関係があるのかとか、その辺りのところは完全に放り出しましたね。これが出るとしたら恐らく出ることのない第二期でってことか。どうしても気になるなら原作読めってことだろうけど、私はどうでも良いわ。

 正直言うと、嫌いな話でもなかったから、中途になるのは仕方ないとしてももう少し何らかの決着をつけていたらまあまあの評価はしたんですが、ここまであからさまに中途半端だとな。ザッと見たところ次期登場のアナウンスもないようだし・・・。

 

 

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