白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

現実主義勇者の王国再建記 第20話「西施のひそみにならう」

メカゴジラ登場・・・だけど使い途は無し

 最初は前回の続きで、あの極端にアニメ声のせいで台詞の聞き取りにくいマッドサイエンティスト少女の続きです。ドラゴンの骨を盗んで何を作っていたんだと思ったら、結局作ったのは動かないメカゴジラか。確かに見かけ倒しで使い所のない代物だな。だけど今回のやりとり見てたら、何かの時にソーマがリビングポルターガイストを使用してハッタリ兵器として用いるという伏線になっているような気がする。実用にはならなくても見た目の迫力だけは十分だから。まあ登場するのは忘れた頃だろうけど。

  
Blu-rayも出るようで

 

 

アミドニアを併合すると共に、押しかけ嫁まで

 で、隣国アミドニアはあの馬鹿王子が予想以上に無能だったせいで、早くも国内崩壊。もっともそうなった原因は、裏で誰かが暗躍しているということはソーマもハクヤも感じていたが、その裏で動いていた誰かってのは、クレオパトラとネタ被りで乗り込んできたアミドニアの美少女(自称)王女のロロアだったってことか。ってことは、彼女は最初からあっさりとアミドニアの自立は捨てて王国にまるまる併合させる方向で動いていたってことか。恐らく自分のコネで各地の領主が反ユリウスで蜂起するようにけしかけたんだろうな。民衆は既に王国による統治の方がはるかに良かったと感じているし、後から一押ししただけで将棋倒しだな。しかもあの馬鹿王子は一番微妙なところで根本的にやり方を間違えているし(ソーマ言うところの「残虐の使い方を間違えた」)。にしても自分からソーマの嫁に立候補してくるとは・・・。まあ結果としてはそうなるとは思っていたが。ちなみにあの財務大臣が「ロロア様の夫になる人は苦労する」というようなことを言っていたが、確かに彼女はいろいろな意味で火種にはなり得る(特にリーシア辺りの反応が微妙)。確かにアミドニアを併合する際の正当性の保証にはなりえるが。形的には王妃の一人にして、実質的には通商大臣的な起用法でもするか。

 しかしこれで帝国との交渉以降に匂わされていた陰謀は根絶やしってことか。国内で陰謀していたらしき連中は前々回でソーマが残虐を行使して一掃したようだし、もう一方のハクヤが感じ取っていた「何者かの策謀」の発信源がロロアだとしたら。となるとソーマの前に立ちはだかる可能性となった問題はこれで一応解決か? もっともアミドニアを併合となると、いくら向こうが望んできたといっても例の「人類宣言」で禁じていた国境線の変更になるから、帝国との交渉の上で正当性を認めさせる必要はあるが。まあそこでロロアは「その時にうちがいる方が説明しやすいやろ」ってとこかな。正式に失脚してしまったユリウスが今更ピーチク騒いでもどうしようもないし。どこかをけしかけてアミドニアに侵攻させるだけの器量も無かろう。ソーマが余程の失政でもしない限りアミドニアでのユリウス待望論なんて出てくるはずもないし、王国と帝国で話し合いが付いたら、帝国が背後から「人類宣言」を盾にして監視することにもなるし。

 

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work