白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

天才王子の赤字国家再生術 第6話「そうだ、国際会議に出よう」

突然に国際会議にご招待される

 国を売りたい思惑に反して、存在感を増す一方のウェイン。西側諸国のカバリヌから招待を受けるが、裏には何か陰謀があるのが確実。しかし立場上嫌とも言えないし。

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 西側ではフラム人はかなりひどい差別をされているとのことで、難を避けるべく髪を黒く染めるニニムだが、黒と白とどっちが良いと迫られると、さすがに策士のウェインも返答に困る。確かにこれはどっちを答えても地雷を踏むパターンだ。かと言って「どちらでもニニムは素敵だよ」とか言ったら、それはそれでもろに地雷を踏んでしまいそうだし。もっともあのやりとりを横で見ていたら「仲がよろしいですね」としか言いようがないわな。

 ちなみに私の感想としては、ああ、やっぱりニニムのキャラはあの白髪で立ってるんだなってのが良く分かりました。黒く染めてしまったら意外と特徴が無くてインパクトが弱い。それとも私が銀髪フェチなのか? そう言えば、昨年に登場したもう死んでいる美少女探偵キャラも、最初見た時にはキャラデだけはグッときたな。もっともあれは話がひどすぎて早々に落ちたが。

 

 

ウェインの前に現れたマーデン残党軍

 で、会議に向かうウェインの前に現れたのが正体不明の暗殺団。こいつらがカバリヌの正規兵と睨んだウェインはあえてマーデン残党軍の勢力圏に逃げ込んで難を避ける。堂々と名乗ってヘルムート王子に面会を求めるのは豪胆ではある。名代のゼノが現れるが、どう考えてもこれが王女か何かで実質的な残党軍の首領だろうな。あんなに堂々とウェインは大丈夫なのかと思ったが、ナトラはマーデンと戦争はしたが、それはそもそもマーデンが攻め込んだものだし、マーデンはナトラと戦闘している間に滅んだが、それはあの馬鹿王が守備隊までそっちに振り向けて、しかも無能指揮官が延々と戦いを長引かせたせいだからな。しかもその出兵を提案したのは売国大臣ときたもんだ。ウェインに恨みが向いたら逆恨みというものか。残党軍の連中はそれを理解するぐらいの冷静さと頭は持ち合わせているようだ(と言うよりも、カバリヌへと売国大臣への恨みの方が強すぎて、それ以外はどうでも良いんだろう)。

 それにしてもあの売国大臣、最初に登場した時から「佞臣」って言葉をそのまま形にしたようなキャラで、「こいつ絶対裏切るだろうな」という気配はプンプンしていたが、本当に国を売ったんだな。なんかその辺りはコテコテな作品だ。あの馬鹿王はいかにも馬鹿って顔してたし。実際の世の中はそんな単純に中身が見たままではないからややこしい。仏のように見える顔した悪の親玉とか、爽やか好青年風の陰険冷酷独裁者とか、その手がゴロゴロいるからタチが悪い。

 

 

否応なしに西側陣営の陰謀に巻き込まれる

 カバリヌ王がウェインを招いた目的は、彼を選聖侯に推薦しようという話。売国を目指しているウェインにとってはさらに厄介ごとを抱え込むことになるのは確実。さらにそうなると完全に西側陣営に取り込まれることになるから、東側の帝国との関係も微妙。もっとも西側の有力国との交渉パイプは出来るから悪い話だけではないようだが、そもそも一番怪しいのがカバリヌ王の思惑。どうせろくなこと考えてないのは間違いない。

 で、各選聖侯の元を挨拶回りに行ったウェインは、いきなり冷血福音局長から「マーレ残党軍の殲滅」を要求される。ゼノの正体に気づいた上での無茶ぶりかという気もする。あの冷血変態お姉様は、どうやら帝国に仕掛けていた陰謀の黒幕でもある模様。さらにはナトラの中でも不穏分子の蜂起が発生しているようだから、それもけしかけている可能性があるな。どうやら強敵出現の模様。当面はこのドSなド変態にどう対処するかとの話になるのか。

 

 

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