白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

2022年冬アニメ 土曜日編

 新年度の冬アニメですが例によって見切り作品も出るでしょうから、落ち着くまでは例年のごとく曜日ごとの紹介で行きます。今日もとりあえず1作。

 

 

ドールズフロントライン 第1話「THE SEED タネ」

 どうやらゲーム原作で美少女アンドロイドが戦闘するというタイプの典型的な量産型アニメ。この手の作品はまず美少女達がなぜ戦うかという理由が必要なんだが、それは第三次世界大戦で大量のAI兵器が投入され、その一部が後に人類に叛逆したためにそれと戦っているという設定が登場。まあとりあえず理由さえ付けば良いので、取って付けたような理由である。

   
プライムビデオは出ているようです

 まあ兵器として考えると、そもそも殺戮兵器が美少女型である必然性はないのだが。最初は敵を油断させるとかの効果はあったとしても、ああも同タイプの量産ではその意味もないし。なお量産型美少女がゾロゾロ出てくるのが特徴であるが、さすがにヒロイン達までそれだけでは区別がつかないので、ヒロイン達は特殊タイプのようである(同型が存在する可能性はあるが)。

 基本的に美少女が戦闘するという基本コンセプトのために設定は後付けで無理くりこじつけているから、まあ細かいツッコミを入れていっても不毛である。それを野暮を承知でツッコミ入れると、さすがにいくら火力強化型と言っても美少女のボディにあれだけの実弾連射(レーザー兵器とかならともかく)をさせれば、弾薬など数秒で尽きるだろうとは言いたくなる。また人間型の固定砲台(攻撃中は射撃の反動に耐えるために事実上の固定砲台になるというのは、本人自身が語っている)なんて的が大きくなるという意味で何のメリットもなく、実際に頭を打ち抜かれて機能停止してるんだからこれは笑うところか。さらにはアンドロイド自身がなぜか音声で連絡しているとか(まあピピッとやられただけだったら視聴者に理解できないので仕方はないが)、ツッコミどころは満載であるが、まあそんなところはどうでも良いんだろう。

 なんにせよ、ゲーム原作、量産型美少女戦闘ものと来たら、私としては今後チェックを続ける気も起こらない。と言うわけで本作は第1話で脱落です。