あっさりと宇宙に行ってしまうレフ
何かイリナの時と同様、レフもあっさりと宇宙に行って帰ってきてしまったな。なんかこの辺りは凄く淡泊なんですよね。そっちがこの話の主眼ではないと言わんばかりに。まあその辺りが「宇宙兄弟」とは違うところで(笑)。
さらに敗北が確定すると共に妙に爽やかな奴になっていくかつてのライバルたち。もしかして何か仕掛けるかもと思っていたが、せいぜいが「何かトラブルがあれ」と呪う程度か。しかも最後になってそんなことを考える自分のさもしさに気付いてしまうという。確かにレフは何かあっても他人を呪うというようなことはしないんだな。上官に刃向かうということはあっても。
ところで一つだけ気になったんですが、宇宙服って、ああいう時に簡単に立ちションできるような構造になってましたっけ? ロシアの宇宙服ってどうなってるのかはしらないけど、確か宇宙服って全部脱がないと立ちションなんて簡単に出来るものではなかった気がするんですが。だから宇宙飛行士は紙おむつしてるでなかったっけ?
イリナの境遇を巡って様々な思惑が錯綜しそう
それにしてもイリナのデレぶりも凄いな。吸血姫のくせに昼間の太陽の下に出ていくなんて無茶までしてしまった。まあ太陽に当たると灰になるというわけではないらしいが、基本的に太陽光線には弱いようだから。いわゆるアルビノなんかと同じで、メラミンが少ないんだろう。それに視神経も夜目が利く分、逆に強い光には弱いよう。
レフはイリナのことを心配しているのだが、どうもイリナを巡って数々の思惑が入り乱れているようで、レフの与り知らぬ所で事態が大きく動きそうな予感。何かあの女士官も何らかの企みをしているようだし、アーニャも半暴走的に何かをしでかしそうな雰囲気になっている。
キーワードが「新世界」になっているから、どうも最後の最後でレフが何かしでかしそうな気がする。演説で全部ぶちまけるとか。場合によってはこの国の体制をひっくり返すような大事件につながるような動きを作っちまうとかってオチもあり得る。云十年早くペレストロイカをやっちまうか。
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