白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

Deep Insanity THE LOST CHILD #9「take09」

隊長の能力は時間巻き戻しらしいが・・・

 なんか急に隊長中心の話を始めると思ったら、隊長の能力が時間の繰り返しだったというオチ。しかしそれとあのターゲットの暗殺がどう関係あるのかが不明。普通に考えたら、この無限ループを抜け出すための鍵がその暗殺にあると考えるべきか。というか、その暗殺を成功させるために無限ループをしてるんだろうけど。

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 しかしそれに副隊長が途中で気付いた様子なんですが、普通は副隊長は一回ごとにリセットなんだから、何万回繰り返したところで気付くことはなかろう。それにどこかのループで気付くことがあったとしても、次のループではご破算。それにしてもそんなに何度も繰り返しているってことは、あの隊長、おんなじ失敗ばかり繰り返してるのか? その割には条件を大きく変えたって様子もないし・・・。もしかして正真正銘の無能? 死に戻りのナツキ・スバルでも正解にたどり着くまで、毎回必死でいろいろ条件変えてるぞ。

 

 

締まらない話に半端な結論がつきそうな予感が・・・

 世界観自身をぶち壊しかねない設定がここに来て唐突に登場って・・・。だけど本来はこの作品世界の核心であるべきところの説明が何一つなされていないからな。何か結局は肝心なところは何も分からず何も明かされずという、強引かつマヌケな結論になりそうな嫌な予感がビンビンしてきた。とにかくゲーム原作らしいし。

 それにしても私が散々時雨に主体性が無いと言っていたが、登場人物にまで同じこと言われていたってことは、やっぱり主体性がないのが特徴の主人公キャラってことか。しかしその手の主人公すえて、面白い作品になるってことはまずないからな。強引な設定の作品の場合に、理不尽な環境に合わせて無理やりに動かすのに都合が良いタイプのキャラだから、実際は意外と多用されるのだが(特に最近の作品は設定倒れなものが多いので)。

 結局は9話まで来たが、その間に話は全く進展せずに同じところをグルグル回っているだけの印象。隊長の能力は時間巻き戻しかもしれないが、そもそもこの作品自体が最初から時間停止状態だからな・・・。ハッキリ言って、今回なんてもうバーベキューと言われて隊長の「えっ!?」から完全にギャグ展開にしてしまった方が良かったぐらい。何をやっても中途半端というのがまたこの作品。最初からとにかく「煮え切らない」「テンポが悪い」「共感しにくい」ってのがこの作品の一番悪いところ(と言って3つも挙げたが)。

 

 

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