白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

最果てのパラディン 第7話「惨劇の記憶」

魔物達を指先一つでダウンの無双主人公

 余裕綽々で村を襲った魔物の討伐に出かけたウィリアム。本当に余裕綽々で魔物を倒してしまいます。ボス格はマンティコアだったようですが、あれは場合によっては呪文を唱える場合もあるという決して雑魚モンスターではありませんが、全く相手が何も出来ない状態で瞬殺してしまいました。ああ、やっぱりこの主人公も無双だったんだと気付く瞬間でもあります。

   
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 案内役として同行していたメネルも「俺は案内するだけ」と言っていたにもかかかわらず、ウィリアムのあまりの無双ぶりに「勝ち馬に乗れ」と言わんばかりに突然に加勢。まあお約束ですわな。その結果として、どうやらメネルはウィリアムのパーティメンバーになることになった模様。現実にはこういうレンジャー要素と弓スキル持っている仲間というのは重宝するタイプ。もっとも無双のウィリアム様は必ずしも仲間を必要とするレベルではありませんが。

 さらには灯火の神の意志に従って、彼女の信者を増やすという布教活動も実践・・・ってわけでもないだろうが、神の意志に従って行動するってことは、結果としては信者の拡大と同じで実質的には布教活動でもあるんだが。こうやってイエズス会の伝道師であるウィリアムは未開の辺境地域に布教活動のために赴くのか・・・って雰囲気もなきにしもあらず。

 

 

要はラスボスのハイキングを倒すまでの一本道ストーリーか

 と、まあ見事なまでに無双な主人公ですが、一応はラスボスのハイキングはこのレベルの無双さではかなわないレベルの敵ってことで、さらなるレベルアップと仲間集めが当面のミッションってことになるんだろうか。メネルの戦闘力アップという意味では魔力を帯びた弓とかが欲しいところだな。メネルは魔法の類いは使えないんだろうか? 一般的にエルフは精霊系魔法を使えるってのがお約束なキャラではあるんだが。

 ところでラスボスがハイキングとハッキリしているのはストーリー立て的には正解なんですが、どうもこのハイキングという音を聴く度に、山を登りそうでマヌケに感じるんだよな。マヌケさでは某ヘッポコスパイアニメの「オナカスイタ」並にマヌケではある。もっとも向こうは意図して用意したネタだったんだろうけど、こっちはそういう意図はなかったと思うんだが。外国原作の翻訳系だったらこういうことは往々にして起こるけど(例えば「2010年」なんかではHALの後継のAIコンピュータがSALだったせいで、劇中で「サル」連呼される羽目になった)、この作品はなろう系のバリバリ日本製のはずなんだが。

 そもそもハイキングってのも直訳すると上王で魔王系の称号としてはどうなんだろうなというのも疑問はある。私ならハイロードとするところだが、ロードは正義側の称号って設定もある場合があるからな。ならダークロードとかでも良かったような。まあ作品的にはどうでも良いことですがね。

 

 

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