各人の思惑がちぐはぐなまま作戦は失敗し、レスリーも死亡
いよいよ時雨の計画が開始されるのだが、真の目的を知っているのは副隊長のレスリーだけ。しかもこの作戦の真の意味は隊長のヴェーラだけが把握しているという。完全に時雨は蚊帳の外でわけの分からないまま暗殺計画に乗せられているという状況。
しかしそこに以前からチラチラと出ていたレスリーと因縁浅からぬらしき敵が現れて妨害されてしまうということに。しかしそもそもスリーパーは戦闘のプロかもしれないが、これって明らかに情報部員が行うような作戦であり、戦闘員である彼らが行うようなものでない。
その挙げ句に時雨はレスリーの危機に気を取られて、そっちを救う方を優先してしまって目的は達成できず、挙げ句はそうやって助けられたレスリーも敵の攻撃で命を落とすことにというどうしようもない結果に。どう考えても任務に対する人選を間違えたとしか思えない。
あの隊長さんって、見かけ倒しの無能か?
その上にそもそも作戦に当たる面々がその作戦の意味と真の目的を知らないんだから、自ずと行き当たりばったりになってしまう。あの隊長、何を思って作戦を実行したのか知らないが、この作戦の展開を見ていたら格好つけているだけでとんだ無能に思えてしまうのだが・・・。
お偉方と思われる面々の前であれだけ大見得切って作戦を始めたようなのに、それがこの始末では隊長さんの立場もかなりマズいことになる・・・ってのが何か見えているな。どうもあの隊長さん、この面々が任務に最適と考えて選んだと言うよりも、手持ちの駒がこの連中しかいないから起用したというのが本当のような気が。
それにしても毎度毎度のことながら、この主人公は見事なほどに行動の目的がなく、常に回りに振り回されている感が半端ないな。だからとにかく格好悪いんだよな、何となく。
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