獣人達と親交を深めるルーデウス一行
獣人達を助けた後は、ルーデウス一行はドルティア村で雨期のために足止め。で、そこでしっかりスローライフを満喫ってことですか。それにしてもルーデウスがいきなりエロいオッサンになってしまうのが。この作品ってこういう時に「主人公の中の人が中年」ってのを出してくるんですが、こういうところが賛否両論。
今回のメインはエリスとギュエスの娘であるミニトーナの交流というところか。狂犬と言われるほどに喧嘩っ早いエリスですが、最近は目に見えて落ち着いてきたようです。ルーデウスとの交流で大分人格的にも成長したようで、これがここでミニトーナの面倒を見たことでさらに自覚が増した模様。目下のところ作中で一番成長したのが彼女でしょうか。
各キャラを深める話でもあったのだが、ストーリー進行はかなり遅いな
そして彼女の剣術の師匠であるギレーヌのことも出てきました。ギレーヌはギュエスの妹だったようですが、どうも村にいた時には狂犬のような不良(と言うよりも何か精神的に病気を抱えているのではないかという印象)だったのですが、彼女も旅に出ることで心身共に鍛えられたってことか。ギュエスはギレーヌのことを嫌っていたようだが、そのギレーヌに鍛えられたエリスを通して、ギレーヌが変わったということを悟ったと。
そして話には全く出てこなかったんですが、いつの間にかルイジェルドが族長から偉く信任をうけたようだ。あのまともに人付き合いの出来ないルイジェルドがそこまで意気投合するとは族長はただ者ではなかったらしい。
なんか閑話休題的な完全に合間エピソードだったんですが、久しぶりに何だかんだでキャラの成長を描いてきました。まあこういう展開は不可欠です。もっともメインストーリーがなかなか進まないという印象はあります。目下のところ主人公の目的は帰るということだけであって、特別に大きな使命のようなものがないってことがありますかね。だからどうもこの作品、作りは悪くないにもかかわらず、どことなく話がグダグダして見えることが多いんですよね。
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