父と娘の軋轢と和解というお約束のパターン
父と娘の珍道中ですが、何でもHEARTで感じようとする感覚派の父親と、何でもBRAINで分析しようとする知性派の娘の対立と和解を描いています。まあ何だかんだ言いながらも、二人とも熱いSPIRITは共通しているのでしょう。
子供の頃から人より頭が良くてしっかりしていたメメンプーは「何でも自分一人で出来る」と考えていたが、窮地に陥った時には父親のことを考えたと。まあしっかりしてはいるが、その割には迂闊で軽率な行動も多いですからね、彼女は。自分の能力を過信していて失敗することを考えていない。こういう大胆なところは強みではあるが、過酷な環境下では簡単に命を落とすことにつながる。その辺りのことを経験で知っているからこそのガガンパーの慎重さなんだろうが。
キャンプにいた時、ガガンパーは音から怪獣が接近していることとその距離を分かったようだが、メメンプーにそのことを説明しなかったから、彼女はそれが分かっておらず結果として不意打ちを食らう羽目になってしまった。これ、この親父の一番悪いところでもある「説明不足」なんですよね。やっぱりまだ娘のことを軽く見ているというか、保護すべき対象という見方をしていることが覗える。父と娘の関係でありがちではある。まあそれがいずれは対等な立場での相棒に進化していくんだろうと思いますが。
今期作品の中ではかなり期待度高め
相変わらず話のテンポは良く、わけが分からないままストーリーに視聴者を巻き込んでいく勢いがあります。しかもここに来て「敵?」らしき存在も突然に現れたようです。今のところ、ストーリー自体の目的が全く見えないんですが、恐らくそれがこれから徐々に見えてくるでしょう。オリジナルの冒険ものという点で、この作品も今期の中では期待の高い作品の一つです。
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