白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SCARLET NEXUS 第15話「ナギ、襲撃」

あっさりと退場させられるナギ君

 ああ、やっぱり刺客に仕立てられたか。それにしても昔の思い出の場所に行っただけで記憶が甦って自我が揺らぎ始めるって、人格矯正とやらの技術も大したことないな。しかもその挙げ句に脳がオーバーロードでプッスンして、結果として命を落としてしまうって、どんだけマヌケな技術だ。ハッキリ言って技術的にも無茶苦茶ですね。しかしこんなマヌケな展開でアッサリと殺されるって、ナギ君も不憫なキャラだ。

     
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2000年の怨念をベラペラ喋る馬鹿兄貴

 親友を失ったユイトは兄貴のところに直談判に乗り込むが、案の定、馬鹿兄貴とは話が通じない。それにしても2000年前の御先祖の執念に縛られているのか。今の天皇が「雄略天皇のご意志が云々」って言い出すよりもさらに古いのか。そう考えるとユイトが醒めた目で「正気か?兄貴」って言っても良いような内容だな。アホらしくて吠える気にもならないってのが普通の反応の気がする。「大至急、黄色い救急車を!」って案件だな。

 それにしても今回の後半は馬鹿兄貴の怒濤の説明台詞。ここ数話は「実はこの作品はこういう世界の話なんです」というのを延々と台詞で説明という展開ばかり。序盤は何の説明もしなかったのに、中盤を過ぎてから台詞で説明というのは安直すぎる展開。そして世界は見えてきたんだが、相変わらず話は進まない。結局のところ、ユイトもカサネも何をするべきかが全く見えなくてウロウロしているだけ。この辺りがこの作品が極めてマヌケに見えてしまう理由なんだよな。

 ところで馬鹿兄貴は「月に攻め込む」なんて言っていたが、月に行く手段は持ってるのか? どうもこの世界に宇宙飛行の技術があるように思えないのだが。それとも2000年前の宇宙船か何かをまだ隠し持ってるってとこか。ただそうだとして、そんな化石が使い物になるのか? 

 

 

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