怒濤の説明台詞でひたすら謎解き
今まで徹底的に説明不足だった分を取り返すかのように、前回辺りから説明台詞の嵐だな。結局は獣粒子なるものがどこからともなく降ってきて、それが怪異発生の原因となったから、月の人類は重力制御技術で獣粒子が地球に降り注ぐように誘導したと。さらにご丁寧に生物の遺伝子もばらまいたということは、獣粒子がそれと反応して怪異となることで消滅するように図ったってことか。
で、トゲツはその過去を修正するために、一番最初の地球への植民自体をなくそうとしている・・・とのことなんだが、地球に植民しようがしまいが獣粒子が月に降り注ぐのは防げないはずなんだが、そっちはどうするつもりなんだ? 植民をしていない地球に対して獣粒子を集めるとでも? 本当にハルマゲドンを自作自演しようとしていたオウムとレベルが変わらんな。
とりあえずカゲロウは「すべての歴史をチャラにする」というトゲツの計画を阻止するために動いていたと。一方フブキが「あんな形でアリスを失うなんて」と言っていたこととカレンの様子から見ると、アリスもナオミ同様に怪異化したってことか。で、カレンはそのアリスを戻すために動いていると。なんか一気に目的がせこくなってしまったような気がするが、まあカサネも同じ目的で動いているから。
ようやく目的が出来たユイト達だが、実際どうするんだ?
そうしてようやくこの世界の元々の問題を理解した彼等は、とりあえずトゲツの計画を阻止するのが一番であると、それぞれ戻って説得しようってことか? しかしユイトの兄貴、簡単に説得で話が尽きそうなな雰囲気がないんだが。それにトゲツの計画を阻止したらあのゲートの問題が解決するって単純なものでもなさそうだし。
で、次回はあのナギがさらにパワーアップしてユイトに対する刺客として送られてくる模様。そう言えば救わないといけない人物がここにもいたんだっけ。それにしてもようやくユイト達は当面の目的は出来たものの、「だけどどうすりゃいいねん」って話だな。ようやく世界の状況が分かってきて、ニューヒムカ以外の政府がなさそうなこととか諸々の理由は分かったが、正直なところ今ひとつ釈然としない世界観ではある。一番肝心の怪異化の原因が「彗星から降ってきた謎の物質」という一昔前のSFみたいにご都合主義で強引な設定だったのには「なんじゃそりゃ」ってのが本音だったが。
次話はこちら
前話はこちら
