クレイマンとの全面対決
いよいよワルプルギスでクレイマンと対決。序盤はクレイマンの臭い芝居から始まります。それにしてもクレイマンって、自分に酔っているというか、いちいち行動の一つ一つが芝居がかってます。なんかクレイマンを見てると「鬼灯の冷徹」のベルゼブブを連想するんですよね。鬼灯様にかかったら一撃で〆られそう。
にしても、いきなりシオンがリムルのGOサインも無しにクレイマンに殴りかかるのは・・・まあとにかく手が出るのが早い。ベニマルが最近は自制を身につけつつあるようですが、シオンの方は相変わらずヤバいというか、特にリムルを馬鹿にされたりしたら完全にバーサーカー化しますからね。しかしクレイマンも超回復があるといっても、シオンに無抵抗でボコられたんですね。やっぱりクレイマンって実力的には三下だわ。精神支配とかが効かない相手には打つ手なさそうです。
結局はクレイマンはリムルが魔王のメンツを傷付けたということで、全員でボコる形に持っていきたかったようですが、それには失敗したようです。ただそれでもミリムを味方につけていると思っているからリムルに実力で勝てると踏んでいる。一方のリムルはクレイマンとのタイマンだったら簡単だとは踏んでいたんだが、ミリムが参戦というのはいささかヤバい。今でもミリムの方がリムルよりは戦闘能力は上のようです。またリムルはミリムを殺すわけに行かないし。それにしても呪術が検出できないというのは、そもそも精神支配を受けていないか、ラファエルのレベルを超えている術なのか。精神支配を受けていないのなら、ミリムは単にリムルとガチで遊んでみたかったって可能性もある。
配下同士の争いも盛り上がる「同系統対決」
一方で配下同士の争いになっており、ランガは狐の襟巻きこと母指のナインヘッドと対決。これって九尾の狐でしょうか? 尾っぽは3つほどしかなかったような気がしますが。ランガは最近戦闘してませんが、かなりレベルは上がっているはずです。ところで九尾の狐と言えば傾国の美女に変身できるってのがお約束なんですが、こいつはそういう技は持ってるんでしょうか?
シオンの方はクレイマンが護衛で呼び出した戦闘メカっぽいのに苦しめられてます。向こうが遠距離戦闘ばかり仕掛けてくるので、近距離型のシオンとしては間合いが取れないってことでしょう。見かねたベレッタが自らも参戦を希望。これは見事に同系統同士の戦いとなりそう。これでシオンは心置きなくクレイマンをボコることに専念できる。
そして最後は唐突にヴェルドラ登場。それにしても登場人物が多すぎてそれぞれの力関係が分からない。今のヴェルドラってミリムとタイマン張れるだけの力はあるんでしょうか? 話を聞いているとヴェルドラの力は魔王級という印象で、超魔王級ではないような気がしますが。
と言うわけで非常に盛り上がってきましたが、ここのところ展開は完全にジャンプ漫画だな。盛り上がってはいるが、あまりこういう展開ばかりでも飽きる。それにジャンプ漫画の致命的問題点である「強さのインフレーション」が既にこの作品でも見えてきている。もろにドラゴンボールになってしまう前に、さっさとクレイマンを葬ってしまおう。
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