白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

白い砂のアクアトープ 第9話「刺客のシンデレラ」

新しい水族館への敵愾心でついつい嫌がらせをするくくる

 ああ、やっぱりあの美人さんは新しく出来る水族館から研修に来た飼育員だったか。しかしもうくくるが新しい水族館の名前を聞いた途端に敵意むき出し。しかしそんなところに研修押し付けるオジイもどうかと。伝説の飼育員らしいが、見ていると究極のKYなんだよな。

     
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 そして案の定、くくるは露骨に嫌がらせ。なんと大人げないというか、まあまだ高校生ですからね。と言っても彼女はあまりに子供だわ。くくるはスパイだと思っているようだが、あっちにしたら「こんなロートル水族館から何を学べというんだ」状態だから、その挙げ句に見え見えの嫌がらせされたらキレるわな。大体、例えば彼女が嫌気がさして水族館やめたりしたとしても、それでがまがまの生き残りにつながるわけじゃないからな。ここはむしろ逆に丁重に扱ってシンパ増やしといた方が賢い大人の対応というところ。あのような「出来る女性」は味方につけておくと、後々で何かの時に効くのに。

 

しかしくくるが新たな視点を持つ契機にはなるかも

 で、ぶち切れた彼女に思いっきりぶちまけられてましたが、確かにくくるのやってることって館長ごっこと言われればそれまで。「水族館が好き」というだけで経営が上手く行くんなら苦労はないってところ。そう言えば常連の子供にも、この水族館の良いところはと聞かれたら「入館料が安い」って言われてたな。まあそれが経営苦しい一番の原因なんだろうけど。

 それにしてもくくるや風花だけでなく、お客のジイさんもガキも不思議体験していたか。いっそのこと今時流行のパワースポットとして売り出すか。亡くなった人と会える「黄泉帰り水族館」として。だけど本当に、今時はそういうのの方が受けたりするんだよな。

 とにかく今回の件で、くくるは自分が単にがまがまを懐かしんでそれに固執しているだけなんじゃないかということに気づかされたようです。新しい水族館を調査に行った模様ですが、彼女は他のところにも目を向ける必要があるでしょうね。がまがまを生き残らせるのなら、競合ではなくて併存できる道を探す必要があるし、がまがまが持たないなら、その後の彼女の身の振り方もあるから。

 

風花に新たな展開か?

 そして風花にはどうやら後輩からの電話が、普通に考えたらありそうなのは、風花の復帰につながるチャンスの話。ここで風花はもう一度アイドルとして出直すか、それとも完全に断念してしまうのかという選択を迫られるというパターン。復帰と言うことも頭を過ぎるがくくるのことを思うと言い出せないという葛藤が・・・ってのがこの手の話のお約束パターンだが、その辺りはどう来るか。これからはくくるも風花も勇気を持って一歩前へという展開が来そうだが。

 

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