白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

SCARLET NEXUS 第9話「疑惑の特効薬」

怪しげな薬は予想通りのヤバいものだった

 ユイト達は病院に潜入。ここで前回出てきた例の薬の正体が分かると。まあ大体予想通りだったがな。前回もわざわざピーで伏せていた上に、今回何やら映像の一部にモザイクがかかっていたが、これってグロ表現の規制? 気を持たせるのなら次の瞬間に「脳」と言ってるんだから無意味だし。やっぱりグロ規制か。スプラッタ扱いになったってこと? 何か良く分からん。

     
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 まああの薬の原料が人間の脳ってのは、完全に予想の範囲内だな。あれだけ怪異化や何やらで脳にこだわっていたんだから、普通に考えればそこに行き着くだろう。ただその薬がナオミに効くのはともかくとして、ユイトの症状にも効くってのは、ユイトにもまだまだ秘密がありそうだ。

 

それにしても説明不足の脳筋ばかりなので話が分かりにくい

 とりあえずあの怪しげなブラックホールはユイトの脳力と連動していて、ユイトが脳力を使う度に拡大している模様。ユイトはまだそのことには気づいていないようだが。カサネはそのことが分かっていると思うのだが、カサネはとにかくユイトに説明するよりはいきなり手が出るから。何かやけに脳筋過ぎるヒロインだ。それにそもそもこの作品のキャラクター、カレンを初めとしてとにかく説明不足な奴ばかりなんだな。見ていると「お前ら少し落ち着いて話し合えよ!」と言いたくなる。何か脳筋ばかり集まっているような話である。みんなが集まって持っている情報を公開し合ったら、それだけですべて解決するような気もする。

 しかしここまで進みながら、そもそも怪異とは何なんだとか、政府は何を目論んでるんだというような基本的なところがまだ不明です。怪異と戦うための脳力強化の研究をしている過程で人を怪異化する方法が分かったってことだが、あれを見ているとそもそも最初から怪異ってのは人間が作ったのではっていう気もする。政府が自分達のやっている悪事を隠すために外敵をでっち上げるというのは、古今東西ありふれた手段なので。大体ここの国自体が、建国の英雄の末裔が支配しているという北朝鮮みたいな体制だし。そう言えば世界はこの国だけみたいで、他の政府とかの存在は全く出てこないな。

 なんか大どんでん返しが来る可能性もあるが、ゲーム原作ってのが不吉なんだよな。何も解決しないまま途中で放り出して、後はゲームでなんていう無責任な作品が最近は少なくないから。

 

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