白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

精霊幻想記 第8話

突然に明らかになる主人公の出自

 最初の中世ヨーロッパ的世界から、完全に江戸時代の日本をモデルにした世界へと変化してしまいました。おかげで作品が他の作品のように見える。

     
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 そして突然にリオの正体が明らかとなる。どうもリオはかなりの貴種だったようです。リオの母親が王女だったって事か。と言うことはリオは王位継承権があるのか? 目下のところの王はリオの爺ちゃんのようで、もう既にかなり高齢化しているようだから、こんな状態でリオが敵探しに放浪してても良いのか? 爺ちゃんに何かあった時に、この国の王位がどうなるのか不明。リオにおじさんでもいれば良いが、そういうのがいたらいたでお家争いにもなりそうだし。

 

ようやくストーリーの目的が見えたのは良いが、相変わらずバタバタした展開

 とりあえず、リオの過去が完全に明らかとなると共に、今まで全く目的がなかったストーリー自体にも明確な目的が生まれました。どうやらリオの敵討ちの話になる模様。リオの母親を殺した外道を抹殺するのがリオの目的となりました。ただその外道、恐らく単独犯ではなくて背後に何やら大きな陰謀が隠れている模様なので、場合によると国家レベルの相手を敵に回す可能性がありそうですが。

 それにしてもリオが唐突に無双すぎで、それがどうも転生効果ってだけでなく「生まれ持っての才能」って面もあったらしいってのが今回です。

 それはともかくとして、相変わらずやたらに先を急ぐストーリーだなって感じです。作品の展開自体がまるでダイジェストみたいで、やたらにドタバタと先へ先へと急ぐから、慌ただしくて作品自体に深みがない。全13話のつもりか、全26話のつもりかが分からないので、一体全体でどういうペース配分を考えているのかが分からないが。まさか全13話ぐらいで、敵を討つところまで進めようとかいうつもりか? 何かやたらにストーリーの先を急いでいる感覚があるから。だから状況がバタバタ動きすぎて何も心に残らん。今まで多くのヒロインが出て来ましたが、片っ端から過去の人になっていってその後は影も形も出てこない。結局は「この主人公、やたらにモテるよな」という印象しか残らん。

 

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