白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

精霊幻想記 第6話

相変わらず中身が薄いままストーリー進行だけは急いでいる

 今回の内容は、リオがブラックワイバーンを楽勝で倒してしまうというのと、ラフィーファと別れを告げて再び旅立ったというだけのことです(笑)。

     
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 それにしても相変わらずリオはモテモテのウハウハなんですが、この朴念仁はそういう感覚とは無縁のようです。恐らくこれからもヒロインがワラワラ出てくるんでしょうけど、王都で待っている年上の彼女は気が気ではないのでは。

 結局は前回登場した悪者と馬鹿は、悪者がどうやらワイバーンの卵を目的としていたようで、馬鹿を囮にして巣の卵を丸ごと強奪に成功、何やら良からぬ企みに用いるつもりなのは間違いないが、目下のところはリオに直接には関係なさそう。一方の馬鹿君は、哀れ悪者の策にはまって囮に使われた挙げ句にあえなく使い捨て。やっぱり馬鹿には馬鹿の最後しかなかったようで。

 そして再びリオは親の故郷を目指すことになったようです。何か最後にこれまで中世ヨーロッパ的世界とは異質の、どことなく日本の農村という風景に行き当たってましたが、ここがリオの親の故郷ってことなんでしょうか? それにしてもこの作品、かなり急いでバタバタと話を進めるんですが、その割にはストーリー自体の到着点というか、そもそもの目的というものが全く見えませんね。おかげで何か腑抜けた感じがしてストーリーが締まらないんだな。そうして考えると「俺は世界を救う勇者として魔王を倒す」なんてストーリーは、非常に陳腐であるが、主人公の目的や行動がハッキリしていて見ていて理解しやすいし盛り上げやすい設定なんだなということを改めて痛感する。

 この主人公、転生したってだけでいきなり無双になってしまっているようなんだが、目下のところその無双っぷりの活用法が、ヒロインにもてるため以外に見当たらん。

 

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