カズヤ、スライムを食する
「王様のブランチ」、最後は核のあるスライムを使用した麺類の模様。夏はスライムを冷やしてところてんってネタは「転スラ日記」でもあった気がするが、ところてんにするのかと思っていたら、麺類にした模様。ホットな葛きりというようなイメージだろうか? カズヤはうどんなどとはまた違う麺類というような雰囲気だったが。にしてもアイーシャって確かにひたすら食っているばかりだ。カズヤに「がっかりダークエルフ」って言われるのも分かる。確かにダークエルフって、もっとクールで精悍なイメージがあるから。
私などはダークエルフと言えば「ロードス島戦記」に登場するピロテースだろうか。確かに露出が多くてグラマーなダークエルフだった。アイーシャが「もう少し露出が多い方が云々」と言っていたところから見ると、作者自身のダークエルフに対するイメージの源もこの辺りの可能性あり。もっともピロテースも本来のエルフから見ればかなり邪道なキャラですが。エルフって本来は少女イメージであまり肉感的な女性ではないはずなので。だからディードリット辺りがまあ通常のエルフでしょう。もっとも出渕エルフはそもそものデザイン自体が耳を長くしすぎというのも言われているところですが。あれは出渕の趣味から来てるっぽいが「気持ち悪く見えないように腐心した」ということを本人が言っていた。
黒衣の宰相の進言でワークライフバランスを考えることに
そして宰相のマルクスが辞職してハクヤを後任に推薦。ハクヤの才を見て託すことにしたということだが、ちょっとあれなのは、今まで彼がその才を示すシーンがまだなかったこと。まあ「黒衣の宰相」はこれから活躍してくれるんだろうが。ちなみに本来は「黒衣の宰相」という言葉の黒衣は法衣のことで、僧侶でありながら政治家として手腕を奮った人のことを指すのだが。だから一番言われるのは家康のブレーンだったとされる天海とか。マルクスはそもそも宰相と言うよりは空気を読む能力の方が長けているようですから、確かに侍中とかのほうが向いているだろうな。もっとも能力のある後進にさっさとその地位を譲るというのは、現実にはなかなか本当に出来る人はいないものですが(連綿と地位に固執して、出てくる芽を摘むような奴の方が多い)。先代の王自身が名君ではないまでも暴君ではなかったが、側近連中も有能ではないまでも邪悪な奴はいなかった模様。そういう意味では「チョロい国」でもあるのだが。
で、そのハクヤが早速進言したのは「お前が休まないと、部下が休みを取れん」という話。うん、これって実は重要。カズヤは真面目すぎてややワーカホリックな気があるが、それを部下にも求めたら部下連中はつぶれてしまう。またハクヤにしたら、カズヤに過労死されても困るだろう。まあワークライフバランスということです。あまりにブラックな職場だったら部下のモチベーションも落ちるぞということ。
ということでリーシアを連れて町中デート。お供のアイーシャがやけに積極的だが、この国は側室どころかそもそも多夫多妻の国だったらしい。リーシアはアイーシャがもろにカズヤに接近するのに不快感を示してはいたが、それでも最大8人ぐらいまでは許容とのこと。こりゃカズヤもハーレムを連想するわな。しかし実際に嫁さんを8人も抱えたらカズヤの体が保つのか(まあ彼はまだ若いが)。しかもアイーシャだけでなくてジュナまでその気満々で、挙げ句は何か3P的なことまで言い出していてかなりヤバゲな雰囲気になっておりました。あまりそこを突っ込むと健全なアニメから外れてしまいます(笑)。しかし何かこれからヒロインワラワラになりそうな気配だな。まあ転生ものには付きものではあるが。
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