最終決戦に向けて和解するカイとシュウ
いよいよ最終決戦に挑む面々。そしてシュウとカイは完全和解しました。それをうれしそうに眺めるレン。えらく可愛くなってますが、揺れる乙女心でしょうか? カイはレンがシュウに気があると思っているようですが、レンはカイと行動を共にするようになってからカイに惹かれているのは明らかですからね。とにかく前を向いて努力をする男はモテます。ましてやカイは次のレッカの国王確実ですし。シュウはそのことが分かっているようですが、カイは気がついていない。シュウはそのことを「カイには男女の機微は分からない」と表現しました。レンは「朴念仁」と呟いていたようです。
そして一堂はエッジャ村の仲間をブルー達に託して決戦の地へ。やっぱりブルー達では戦力にならないから残ったか。現実には彼らが参戦しても足手まといですから。
エピタフマウンテンに待ち受けるのはやっぱりあいつ
エピタフマウンテンに向かったアロウ達を待ち受けていたのはルドルフ。やっぱり「出た!」って感じでしょうか。余裕っぷりをアピールして挑発してくるルドルフですが、その実は意外に余裕がない。かつての死者の残留思念的なものまで使ってアロウ達を押さえつけようとするが、そこはアロウの「愛の力(ということにしておくらしい)」によって浄化されてしまいました。殲滅者転じて救済者のアロウの奇跡が起こりつつある。そしてグランレッカの謎の必殺技(ピットが適当に様々な必殺技を作っている模様)で、一旦ルドルフを撃退。恐らくこの攻撃で一旦やられるのは、ルドルフの力も弱っているんだろう。
ルドルフはエピタフマウンテンにアロウ達を足止めしている間に破滅のロンドなる大型ラクホウでリンガリンド消滅を図ったようですが、そこにはカイ達が。それを妨害しようとする陰険ピエロ。不死身のピエロを足止めしつつも苦戦するカイ達。その間に破滅のロンドの破壊に軍勢が向かうが、例によってレッカ二将軍では雑魚過ぎて歯が立たないというお約束(このいかつい親父共、最終決戦になってから雑魚っぷりがひどい)。グランレッカも急行したが、ピットの厨二必殺技も通用しない模様。そこに現れるルドルフ。さすがのシュウも「早っ」って感じだったが、ルドルフがグランハイトまで呼び出して必死で攻撃をかけてくる様子に「それだけ必死で妨害するって事は、こっちにも勝算があるって事だね」と裏読みをする嫌らしいシュウ。さすがの天才。
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本当にこの作品の影の主役は彼だな
結局は破滅のロンドはカイのブラックホール砲で丸呑みに。ルドルフは破滅のロンドの第二弾を撃ち込んでくるが、これこそがシュウにとっては「待ってました」。元々彼らはラクホウが入ってくる入口から外に出るつもりでいたわけですから、これはチャンスです。もっともさっきは「破壊出来ないらまるごと飲み込むのみ」と言っていたのに、今度は簡単に穴を開けてしまうというのはかなり無理矢理だが。それにしても先週に続いてゼツの技を軽々と再現してしまうカイ。この作品で一番成長したキャラです。
リンガリンドを飛び出した一行の前に現れるブラックアロウ
そしてリンガリンドを飛び出したアロウ一行の前に立ちはだかるのは偽アロウ(笑)。ブラックアロウとでも呼ぶべきでしょうか。やっぱりアロウってあっちの世界ではザクなみの汎用ユニットだったのかな。次回はこのブラックアロウをどうやって排除するかって話になるのか?
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この両名の争いも気になるところです
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彼女はここに来て急に存在感を増してきましたから
ところで残されたルドルフは「こうなったら私が自らリンガリンドを滅ぼす」って喚いてましたが、残ったのはプラークとフィーネと後は雑魚二将軍ぐらいですよね。さすがにこの戦力でルドルフを抑えることって出来るんでしょうか? アロウ一行もあまりモタモタしていると、神との決着が付いても当のリンガリンドはルドルフに破壊されてるってことになりかねない。プラークの覚醒辺りが欲しいところだな。「今こそ、兄の敵を討たせてもらう!!」「なに!この力はまさか・・・うわぁぁぁ」ってルドルフの最期って展開。彼女ももうちょっと格好良いところを見せても良いキャラです。
最終決戦に向けて力が入ってきましたが、残念ながらゼツ・ダイダンが暴れ回った第20、21話が神回すぎて、あれに比べるとどうしても地味で淡々として見えてしまう。ラストはやはり神回並のハイテンションを期待したいところ。この際、いっそカイとレンの二人で『ふたりの、この手が真っ赤に燃える!!』「幸せ掴めと!!」「轟き叫ぶ!!」『爆熱…ゴッドフィンガァァァーーーッ!!』「せきぃっ!!」「はっ!!」『ラァァァッブラブゥゥゥッ!!天っ驚ぉぉぉ拳っっっ!!!!』でも良いわ(笑)。キングオブハートならぬ仁王立ちしたゼツ・ダイダンのオーラが現れて、ラスボス向かって突撃し、ハート型の大穴を開けるって展開。まあ本当にやったらある意味伝説にはなるが(笑)。
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