キサラギ幹部を描いた「閑話休題」のドタバタ
今回はキサラギの慰労会の大宴会のエピソード。いわゆるインターミッション的な話になる。六号達は配信映像を見ているだけ(笑)。ここまで登場してはいたもののほとんど描かれていなかったアスタロト、ベリアル、リリスの三幹部のキャラを描こうという話のようだ。
しかし基本的には与太話。リリスが裏でコチョコチョと悪だくみをしているのだが、自称天才にしてはかなりお馬鹿な計略ばかりというのと、アスタロトが何だかんだで結構マジに六号のことを気にしていることを描いているというだけ。この六号、ゲスで外道な割には妙に女にモテるんだな。まあ意外に実績は上げているし、ゲスで外道だが本当の意味での悪党ではないからな。もっともキサラギ自身が悪の秘密結社と言っている割には本当にどの程度の悪行をやっているのか定かでない。
リリスがやたらに「悪行ポイントが加算されました」のシチュエーションが多かったが、あの悪行ポイントって幹部にも適用されるのか? 従業員のボーナスポイントのようなものと思っていたのだが。あまりマジなことを言っても意味はないが、このキサラギって経理システムがどうなっているのか極めて謎。どうもリリスも給料制のようなことを言っていたし。もしかして幹部と経営者って別なのか? まさか株式会社ってわけでもないだろうし。それなら雇われ経営者ってのも分からなくはないが。
だけど残念ながらあまり面白くないんですよ
まあ今回は単なるドタバタ与太話で、そこに微エロを加えてって感じなんだが・・・残念ながらこの作品ってこういう回は面白くないんだよな。やっぱり六号を中心としたドタバタがないと話が締まらない。今回は結局は幹部共の与太話やのろけ話を延々とやられただけで、ハッキリ言って見所がほとんどなし。正直かなり退屈な内容だった。
この作品、全何話か知らないんだが、全12話としたら後2話。こんなところでこんな番外的エピソード挟んでいて話の決着付くんでしょうか? またも唐突に中途なところで終わって「もしかしたらこの続きがいつか出るかも(大抵は出ない)」ってオチになるのでは? 最近はそういう作品が多すぎて嫌気がさしてるんですが。
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