和風の大収穫祭です
先週までは夏物語でしたが、今週は実りの秋が到来です。で、テンペストの面々に魔王も加えて大収穫祭。
そう言えば春に野菜やら米やらいろいろ植えてましたね。果物は栽培でなくて森から普通に取ってきたようですが。ジュラの森ってなかなかに豊かなようです。だからこそゴブリン連中は農耕文化を持ってなかったか。まあこの連中が農耕を始めるというのもリムルが持ち込んだ文明開化ってことでしょうか。
リムルは松茸にビビるが、こっちの世界では極めてありふれたキノコだとか。いや、日本でも昔はそんなに珍しいキノコではなかったんですが、自然山林の消滅(戦中にはげ山ばかりになり、戦後になって杉やヒノキを植林した人工林ばかり)によってレアなキノコになってしまって、価格がべらぼうに上がったんですが。私の爺ちゃんのガキの頃なんかだったら、普通に山に行って普通に取ってきたって言ってた。リムルが「実は俺もそんなに好きじゃないんだな」って言ってますが、実際に高いから珍重されるだけで、本当にこのキノコが好きだという者は意外と少ないとか。ちなみに欧米人は松茸の香りを「物置の臭い」と感じるとか。
焼き芋に干し柿など、完全に日本の風物詩を取り込んでますが、この辺りはリムルの和風趣味が徹底しているところですか。まあ日本人が異世界に飛んでしまったら、故郷に対する郷愁としてそうなるかな。ただリムルは味噌や醤油はまだ作ってないようですね。異世界に飛んだ八男はとりあえず醤油を作ってマグロの刺身を食っていたようだが。
女性陣の活躍が多いのが本作の特徴
そう言えばこの作品って、本編ではあまり光の当たらなかったキャラに光を当てるなんてことをしてるのですが、ゴブリンロードのリリナさんって、そもそも本編に出てましたっけ? 本編で見た記憶が無いのですが。その割には本作ではかなり重要キャラになってます。何語が分からない言葉(ゴブリン語と言うよりも、どこか日本の地方の強烈な方言のような印象だったが)で、ゴブ太達をしっかりと絞り上げる辺りは大笑いですが。ゴブリンロードだけあって、並のゴブリン達よりは腕っ節も強いんでしょうか。それにしてもこの作品、女性キャラの方が常に男共よりも圧倒的に強いんだよな(笑)。
本編ではあまり出なかったといえばトレイニーさんなんてもろにそうだな。確か本編ではリムルの元に何度か助けを求めてやって来たぐらいだったような。どうも日記は基本的に与太話になるので女性陣を大幅に強化している風が覗える。シオンはともかくとして、シュナの出番なんかも大幅に増えているし。
で、最後は女性陣に対するリムルのちょっとした気遣いが「余計なお世話」になってしまって彼女たちの怒りを呼んでしまったようです。ミリムにシオンという「武闘派」の怒りを呼んでしまったために、体重計は哀れな姿に。どこの世界でも女性に対して体重と年齢の話題はタブーなようで。そもそも一番最初にリムルはミリムに抱かれながら「下っ腹が少し出て来たような」と言ってましたからね。
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