ド定番の夏祭り編
海水浴と来たら、次のネタはド定番中のド定番の夏祭りだ、盆踊りだというやつ。すごい昭和臭の漂うネタなんですが、リムルの中の人って年代的に昭和でなくて平成生まれですよね。
もっともやはり祭の風景はド定番中のド定番。あの辺りは平成になってもさして変わらないんだろうか。そう言えば昨年の「神様になった日」に登場した祭シーンも似たような雰囲気だった。まあ日本の夏祭りの原型みたいなものがあるのかな。
にしても、リムルの記憶に基づいて夏祭りを再現するのは良いが、「やきそば」って日本語で書いてあるのはどうなのよ? 確かこの世界では文字は根本的に違ったはず。さすがにあれでは意味不明の模様に見えるはずなんだが。
再現度高いが少々無理があるような
たこ焼き、怪しい具の方はともかくとして(笑)、むしろ実際に難しいのはソースの方だと思うが。異世界で簡単に再現できるほどブルドッグソースは単純でないぞ。異世界どころかこの世界でもレシピを知らずに同じ味は再現できるものではない。もしソースを完全に再現できたら、リンゴのブランデーどころでないテンペストの主要輸出産品になるのでは。ソースものの魅力と中毒性は恐らく関西だけでなく、異世界でも発揮されると予想。
後はリンゴ飴とかはリンゴも砂糖もあるようだから再現に問題ないが。なおかき氷の作り方については予想通り(笑)。ブルーハワイが大人気だったが、あっちの世界ではブルーハワイでなく(そもそもハワイがない)、ブルーリムルってとこか。
ここまでやったのなら「転スラ音頭」が欲しかった
盆踊りがありましたが、ここは「転スラ音頭」が出るべきでしょう。そもそもそれがなかったら盆踊りネタ作った意味がないというのに・・・。何か夏祭りの用の挿入歌はあったようですが、やはり音頭は定番中の定番。なぜそのド定番だけは外した? それとも音楽担当が嫌がった? ネタでコテコテのを作れば良いのに。「いつの間にや~ら、異世界ぐら~し、ヨイヨイ」ってな調子のを。
そして山車まで再現してしまうドワーフ大工団の気合いの入りよう。ちなみに車輪のあるあれは山車で、車輪のないのが神輿です。夏と言えば京都の祇園祭ですが、あれは山鉾が巡業されますが、何となくそれのイメージに近かったな。
で、最後は花火・・・ってあれを作るのも並大抵でないぞ。しかもあれが作れる技術があれば、ロケット弾などの製造も可能。もっとも普通に魔法が飛び交う世界でロケット弾の必要性があるかどうかは疑問ではあるが。
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