お約束コテコテな与太話です
第4話はintermisson的な雰囲気があるな。力尽きたネモを必死で看病するファリアの奮闘。それにしても相変わらずコロッケしか作れないという彼女。おかゆもまともに作れんというのはかなりヤバいだろ(笑)。にも関わらずコロッケだけは作れるって謎。
で、このファリアが本人が自覚しているかどうかは不明だが、明らかにネモに好意を持っている節がある。最初はエレンが言っていたように「あの村の唯一の生き残りだから」というような理由だったのだろうけど、ずっと一緒にいる内に惹かれているというお約束パターンだろう。一方のネモの方もまんざらではなさそうだが。
この二人がファリアが密かに飼っていた猫を巡ってドタバタ。ペット禁止の寮で生徒会長が自ら規則を破っているなんてのは、風紀委員にでも見つかったら示しがつかんだろう。にしてもここでも相変わらずネモは無茶をする。そして彼が無茶をした時には必ずオタスケマンとして現れる謎の英雄。その英雄が謎の存在なのが、他の連中の不信感を呼んでもいるようであるが。
敵の正体も味方の正体も不明
ところで気になるのは、セブンナイトというからには昔から英雄は7人と決まっているのなら、顔ぶれは分かっていそうなものなのに、なぜネモの英雄だけは素性不明? 英雄の誰かが引退して新顔が加わったのか? 何かその辺りがどうもしっくりこない。
さらに何やら敵がいるのかいないのかも今のところ全く見えませんね。魔物が出ていることは確かですが、そいつらが何者かに率いられているのか、自然発生的なものなのかも。さらにガレスは、学園内に魔に通じているスパイがいるのではという考えに達していたようですが。そうなるとネモが疑われるというシチュエーションがいずれ発生するでしょう。
で、次回は今のところまでは今ひとつ出番がなかったシャーリーを取り上げる回になる模様。バランスを考えているな。予告を見ていると、何となく無理して突っ張っている感のある彼女の内面を描くというお約束パターンになりそう。
とにかく結構お約束のガチガチで、意外なほどに手堅く描いてくるのがこの作品。特に化けそうな雰囲気はありませんが、非常に無難です。
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