セブンナイツの力って結構微妙な模様
第3話もガチガチのお約束できましたね。ギルダンがあまりに無理しすぎたことによって力に取り込まれそうになり、それを皆が友情で救い出すという物語。
とりあえずこれによって、彼らの力というのが実はかなり危ないバランスの元で存在していて、本人がしっかりしないと力の方に取り込まれて暗黒変するということを示しています。恐らくネモのことが警戒されているのはそういうところがあるからでしょう。
もっとそれだけでなく、ネモに憑依している英雄の素性と過去の経緯というのにいわくがあるんだろうな。例えば反逆者だったとか、もしくは何らかの陰謀で陥れられた人物とか。ネモが見ていた夢がその彼の記憶の一端なのは間違いなさそうだが。
王道のガチガチで各キャラの描写も無難にまとめている
ファリアが「私の手料理でもてなす」と言った時に、メンバーが皆「ドヒャー」だったからいわゆる飯マズ女なのかと思っていたら、不味いわけではないがレパートリーがコロッケしかないという女だったか。それにしてもなんでコロッケなんだ。もっともネモだけは「毎日でも平気」と言っていたから、相性バッチリじゃないか。私もコロッケは好きな方だが、さすがに2回続くとキツいし、コロッケばかり大量には食えん。それにしてもファリアは私が予想していたペースよりも早くネモにもうあからさまに惹かれてるな。ネモの方もまんざらではないようだし。
ギルダンはああ見えて、王子という立場もあって自分にプレッシャーをかけがちなタイプだったと。そこにジョウがいかにもがさつな言葉をかけてしまったから、ネモの加入でやや焦りが出ていたギルガンを無駄に追い込んでしまったというお話。にしてもあの程度の心の乱れで闇に取り込まれるんだったら、こりゃ相当際どいバランスだな。つまりは最終兵器並に強力だが、それ並に危険も秘めているのがセブンナイツってことか。
まあそれにしてもとことん王道のガチガチ展開ですね。良くも悪くもゲーム原作のファンタジーって雰囲気。この調子でいったら大化けは絶対しないが、大コケもしなさそう。不安要因は中心キャラが多すぎることでキャラ描写が希薄になることだが、今のところその辺りもうまく処理しているようだし。前回はジョウを描いて、今回はギルダン、次辺りは今のところ存在感が一番薄いシャーリー辺りを描くか? そういう風に順番に準主役的にそのキャラのことを描いていったら話はまとまる。
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