意外と普通に戦っている一癖のあるキャラ達と普通でない敵
うーん、やっぱり前回にも感じた通り、今時のキャラを配したという意味は既に完全消失してますね。蓬は単に普通の高校生しているし、南さんも精神不安定なブッチ魔という設定はどこかにとんで、蓬と普通に付き合っている雰囲気だし、ニートは意外に真面目で有能だし。これだったらわざわざあんなキャラの今時設定する意味はなかったな。
そして例の敵の連中の中でいかにも一番頭が良さそうでリーダー格的な印象のあるジュウガが普通に蓬に接触して探りを入れてきた。それにしてもサラッと5000年前の人間っていうことを言っていましたが、彼らは今時と対極の超古代人ってこと? それにしてもどこの世界の5000年前? 5000年なんて軽く言うけど、それってもろに縄文時代なんで、文化レベルが云々どころかそもそも言葉が通じない。それにあの時代の人間って、全身入れ墨が入ってたりするんですよね。今回戦った一番ヤバそうな人(オニジャですか)でも、ピアスはしていたようだけど入れ墨はない雰囲気。
作品の背景が見えたようで実は全く見えてない
で、今回の肝は「ガウマが裏切り者」と聞かされた蓬たちが「そういや、ガウマさんって何者?」っていうごく当たり前の疑問を持つという内容。まあそもそも何のために戦わないのといけないのかって辺りからわけが分からんまま巻き込まれているので、ガウマの素性云々に構っている暇がなかったか。それにしてもそれを戦闘中に追及する蓬たちにはガウマでなくても「今それを聞くところ?」ってのはあったりする。しかも「会いたい女性がいる」というガウマの説明になっているような全く説明になっていない話で勝手に納得してるし。
まあそもそもジュウガ達、怪獣優生思想なる連中が何を目的にしているかも意味不明ですし、ガウマがなぜ裏切る必要があったかも意味不明ですし(単に人捜しなら別に彼らと敵対する必然性もない)、根本要のところは全く不明ですが、まあ今時の若者たちはそれでも勝手に納得しちまったんでしょうかね(笑)。
大気圏外で爆散した怪獣の破片の直撃を受けそうになったオニジャ君は、まるで憑き物が落ちたかのように「死ぬかと思った」なんて言ってましたが、見ていたこっちも「えっ?!まさかもう死んじゃうの?」ってビックリしてましたから(笑)。全13話として、幹部クラスが死者が出るのはいくらなんでもまだ早すぎるでしょ(笑)。それにこの作品は、どう考えても彼らと殺し合いするというタイプの作品ではない。
で、南さんがどうも「死んだ人が甦るのなら、自分の亡くなった姉も甦らせられるのでは?」という考えに至った模様です。恐らくこの辺りが今後の展開の鍵にもなるんだな。これをネタにして、彼女が敵方の方に引き入れられそうになるという展開もありそう。
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