白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

バック・アロウ 第11話「真っ向勝負の戦争なのか」

全面戦争が始まる中で

 いよいよリュート卿和国とレッカ凱帝国の全面戦争が開始。皇女様はビビリながらも全面衝突の覚悟を決めます。なおリュート卿和国の背後では相変わらずあの怪しい選帝侯が暗躍している模様。

     
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 防御の手薄な部分をついて攻めてくるのではとの読みに対して、レッカは軍事力のアピールを兼ねているから真っ正面から攻めてくるはずと読み切るシュウ君は流石です。さらにはその一方で別働隊としてカイがくるだろうということまで読み切っていた。天才の読みの正確さは相変わらずです。

     
こいつもドンドンと知らないギミックが増えていく

 で、そこでいきなりアロウに「王になれ」と唆すが、それをあっさりと受けてしまうアロウ。アロウは熱血バカに見えてシュウが考えていることを読み切っているのがまた謎の人物である。正直なところ未だに素性だけでなくて能力のほども分からない。とにかく異様に楽天的というか前向きなのは確かだが。

 

カイをあっさりと倒してしまったアロウ

 そして最大限信念を強化してきたはずのカイ君だったが、想像以上の進化をしていたアロウに完全に翻弄されてしまう。シュウ君が「男子、三日会わざれば刮目して見よ」なんて言っていたが(三国志に出てくる呉下の阿蒙のエピソードですね)、それはカイ君の方がそのつもりだったのに、完全にアロウの方が上回ってしまっていた。こりゃカイ君の立場がないわ。むしろ「私を捨てた裏切り男を許せない」という情念で戦っていたレンの方が善戦してましたね。

     
今回は予想以上にカイ君には良いとこなしでした

  シュウはここでカイを殺してしまうことまで考えていた模様だが、アロウはあっさりと「仲間にする」と明言。シュウに対して「お前、口では殺せっていっても、実際はそれはして欲しくないだろう」と読み切っているのがこれまた。アロウがブライハイトを倒しても相手が死なないのは、それこそ「殺さない」ってのがアロウの信念ではって気がしてきた。

 

最終的には二人とも取り込むんですかね

 レッカ凱帝国とリュート卿和国との戦争では今までにも犠牲者が出てるんですが、考えてみるとアロウって今まで敵対する奴を粉砕してきたが、誰も殺してない。結局は今回の戦いでもレッカ軍を完膚なきまでに叩きのめしたが、誰も犠牲者を出してませんね。それどころか自爆するつもりのレンを身体を張って止めている。レンはそれを「甘い」と言ったが、ここまで来るとこれはアロウの甘さと言うよりも信念だろ。

     
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 というわけで、やっぱり最終的にはカイとレンはこっち側に来るべき連中 なのではないかと思ってるんですが、まだ紆余曲折あるようですね。こんな調子で話がまとまるのかと心配してましたが、どうやらこの作品2クール目があるようですね。ここまでストーリーのテンポが異様に早いんで、1クール作品だと思っていた。ということは、まだまだ一山も二山もありそう。レッカとリュートのそれぞれに大ボスがいるような状態だし。まあ実はそいつらは中ボスで、真の大ボスは壁の向こうから現れるのではと思っているが。

 

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