ルイジェルドさんはやはり想像以上にヤバい人です
魔物達の村に到着したルーデウス一行はそこでとりあえず路銀を稼ごうとするが・・・。というお話。ルイジェルドらスペルド族の悪名はここまでほとんど伝説的に届いているようなので、ルイジェルドはスペルド族っぽく見せているハッタリ野郎と言うことで通したようです。
とは言うもののルイジェルドはルーデウスとは異なる価値観で動いている模様。悪人は問答無用でぶった切って良いという価値観のようです。またそうすることがスペルド族の汚名を注ぐことになると考えているようですが、そりゃルーデウスが言うようにかえってスペルド族の悪評を高めることになるのは確か。やっぱりスペルド族って根本的にヤバい連中だった模様。
何やらどういう過去の因縁か知らないが、子供に危害を加える奴は問答無用で許せない模様。以前にバーサーカー化した時に恐らく息子を殺めているようだから、そのことがずっと尾を引いているんだろうか。だけど今はルーデウス達が子供と認識しているから保護しているが、ルーデウス達が成長してもう子供ではないと判断したら放り出さないか?
結局は血道に生きざるを得なくなっている元ニート
それにしてもあんなせこい悪党を一刀両断って、確かにヤバすぎるだろう。まあおかげで他の連中は心底ルーデウス達を恐れて言うがままになっているようだが。ルーデウスにしたら、金を稼ぐためにそれなりの依頼をこなす必要はあるが、あまり目立ちすぎて注目を浴びてもヤバいんですね。特にルイジェルドもさることながら、エリスもとにかく機転が利かないタイプなんで、下手したらすぐに正体がバレてしまいかねない。
にしても、エリスはまずはギレーヌに剣を習って、今の師匠は多分ルイジェルドだろうから、ドンドンと強くなっているようですが、かなり荒っぽい太刀筋ですね。運動神経や体力は天性のものがあるようですが(多分あのジジイの血だろうな)、人間の女ですから力任せの戦いは限界に行き当たるような気もする。本来は女剣士はスピード系ファイターになるものですが、師匠が共にパワー系ファイターですからね。もう少し系統的に技を仕込んでくれる師匠が欲しいところ。
それにしても他の連中が無双すぎるせいで、ルーデウスは魔法を使うこともなくて通訳兼参謀という役どころだけですね。しかし金のことまで考えられるのはルーデウスだけの模様(ルイジェルドはそもそも金とは無縁の世界の住人っぽいし、エリスは細かい金勘定をしたことのないお嬢の上に計算能力も低い)。まあ確かに元ニートが稼ぎのことを考えるというのは皮肉なものだ。本作の主旨であるダメニートの更正物語ってラインを完璧になぞってるな。
ところで今回も突然にあの自称・神が登場したが、あいつを見る度にあの滑りまくった「100万人の命の上に」を思い出すんで、やっぱり嫌な予感しかいないんだよな。
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