リュートで歓待されるエッジャ村一行だが
エッジャ村一行はリュート卿和国で歓待を受ける。その一方でアロウは一人で壁に挑んでいたが、やっぱりどうやっても壁に穴を開けようはないようである。で、知らない間にそこにソーラが同行していたが、やはりソーラは何やら過去がある模様。リュート卿和国に行きたくない事情があるようだから、何かでお尋ね者的な立場になっていると言うところか。だから中央から逃れてエッジャ村に流れてきた。
アタリーとエルシャは歓待してくれるフィーネに対して、信頼できそうと言う感触を抱いたようであるが、実際にはこの姫がとんでもない事情を抱えていそうだというのが最後に判明するのが今回の胆か。
まあさすがに天才シュウ君はすべて展開を読んでいたようですね。そりゃ今までリュート卿和国とも渡り合ってきたんでしょうから、そんな甘い相手ではないことは百も承知でしょう。交渉材料を用意した上でいきなりカードを切ってきた。それにしても「護衛」という名目の監視を付けるってのは本当にお約束のコテコテだな。そこに大元帥を利用して、見事に監視をやっつけてしまうしたたかさ。
いきなり壁を越えようとしたが、無理なようです
そしてまあプラーク卿がアロウをあのまま放置するはずがないのは、シュウ君だけでなく視聴者の大半も予想が付いていただろうが、案の定拉致に現れると。そして案の定、アロウはプラークのブライハイトを利用して壁を乗り越えることを考えた模様。ただ私はプラークのブライハイトがそこまで高度を上げられないと予測していたのだが、高度は行けるのだがそこには迎撃システムがあって乗り越えることを不可能にしていたというオチか。しかしリュート卿和国がこのことを知っていると言うことは、リュート卿和国は既に壁が何者かの意志によって意図的に作られて維持されているものということを分かっていると言うことだな。となると、当然のようにそれをどうにかして出し抜くということを考えていて然りだろう。壁の外なんてないと考えているレッカ凱帝国とは自ずとスタンスが違いそう。
現状から考えると、壁に穴を開けるよりも防御システムを出し抜いて上から越えるという方が可能性がありそうです。壁に穴を開けようとしても防御システムは発動するようですから。どうもシュウも壁を上から越える方法を考えて、リュート卿和国の飛行能力の入手を目論んでいる模様。
アロウの危機一髪と、それに絡んで明かされる衝撃の事実
で、捕らえられたアロウは、絵に描いたようなマッドサイエンティストの手によって解剖される寸前。シュウの計画で脱出に成功しましたが、それを追跡してきた仮面はプラーク卿かと思っていたら、実はフィーネだったという大どんでん返し(実際にあの場面であえてプラーク卿が仮面を付ける理由はない)。あの姫様は何か裏があるだろうとは思っていたが、まさかこのパターンは私も予想してなかったな。いわゆる二重人格か? 何となく月が出たら人格が変わるという狼男パターン的なものを匂わせていたが、建て前と本音が対立している内に人格が分裂してしまったというパターンがありそう。確かにいかにもあの海千山千が権力争いをしている中で、単なるお花畑では生き残れそうにないが。プラーク卿はフィーネのこういう影の部分も了解した上で仕えているのだろうか。
一方のレッカ凱帝国は後方の憂いを断ってから本格的にリュート卿和国への侵攻を目指している模様。あの凱帝、どういう能力を持っていてどういう考えがあるのかはまだ未知数です。部下に担がれているだけのただのジジイでないのは確実。何やら諸勢力入り乱れての混乱の中にアロウ達は巻き込まれそうな雰囲気。なかなか目を離せない展開になってきたな。展開が早くて退屈させないところは上手い。
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