白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

はたらく細胞BLACK 第8話「ふくらはぎ、肺血栓、機転。」

突然の肺塞栓の発症、危機を迎える身体

 今回は身体がいよいよ危機を迎えます。二日間不眠の上に身体をほとんど動かしていない状況なのでふくらはぎの血管で血栓が発生、それが足を動かした途端に血流に乗って移動して肺動脈を閉塞させる。肺血栓、いわゆるエコノミークラス症候群の発生です。

     
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 それにしても二日間寝ずにほとんど身体を動かしていないって、やっぱりこの身体の主は漫画家だろって気配が濃厚にするんだよな。やっぱり作者が自分の身体をモデルにして描いている? まあ私の体内なんかでも日頃の不摂生のせいで細胞達がブーブー言ってそうな気もするが。運動は不足しているし、カロリーは過剰、その上にストレスも過剰だから。ここの身体よりはマシなのは喫煙と飲酒がないことぐらい。

 

そしてさらなる破局を迎えつつある身体

 で、科学漫画としての要素よりもドラマ性重視の方向性のこの作品は、今回は命に関わる危険を主人公の機転でからくもくぐり抜けたという展開。だけど実際にはあの程度の輸送では血中酸素濃度を保てませんから、現実には外部からの干渉があったはずですね。恐らく患者が突然に倒れて救急搬送され、急遽血栓溶解剤が注射されたという辺りかな。血栓ってそう簡単に自然に溶けるってものでもないので。

     
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 そして主人公達の足を引っ張るどころか、今度はもろに殺しにかかっていたダメ血球の連中は、天罰覿面で自分達が血栓に巻き込まれて命を落とすことに。にしても、以前の淋菌感染で相当白血球を消耗したこの身体ですが、キラーTも暴走してヘトヘト、そして赤血球も実働部隊がかなり減少していると、造血作用にかなり問題を生じているようです。その挙げ句にラストで「白血球がいない」って言ってましたから、いよいよ白血病ですか? もう瀕死の状態ですね。肝臓のお姉ちゃんもボロボロでどうやら脂肪肝を通り越して肝硬変手前って感じになってますし。

 なんか壮絶すぎる状態になってきてます。標題のBLACKって体内の細胞達のことなんですけど、実際のところはこの身体の主が一番壮絶なBLACKな環境にいるんじゃないでしょうか?

 

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