白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

裏世界ピクニック 第2話「八尺様サバイバル」

新キャラが登場して世界が広がった模様

 どうやら先のニョロニョロ・・・じゃなかった、クネクネでしたっけ、との戦いで空魚と鳥子は特殊な能力を身につけてしまったようです。まあお約束の定番ですね。そういう能力が主人公達の特徴や切り札になるってのは。

     
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 で、新キャラが登場しています。年齢不詳の小桜。位置づけ的に彼女が主人公達の参謀ということになるのでしょう。裏世界を研究しているとのことだが、鳥子に提供している資金の源は不明(彼女自身普通に働いているようには見えないし)。この辺りもこれから裏が出てくるんだろう。

     
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 今回はさらにゲストキャラが登場。妻が神隠しに遭ってしまって、それを探している内に裏世界にたどり着いたという助戸。何やら自動小銃らしきものを装備していましたが、鳥子がこっちの世界にはこの手のものがあちこちに落ちているって言っていたので、その手で入手した口なんでしょう。普通に日本で手に入るものではないし、助戸がことさらに軍隊関係者というわけでもなさそうだったので。

 

 そして今回はさらに登場していないキャラであるサツキなる名が出て来ました。要は鳥子が裏世界をウロウロしている目的は行方不明になったサツキを探していると。で、今回の空魚は途中でやけに機嫌を損ねていましたが、これは自分が友達だと思っていた相手に、どうやら自分よりもさらに親密らしき友達がいたという時の疎外感や嫉妬のようなもののようです。明らかに丸分かりなほどに分かりやすいのですが、鳥子がそういうことに全く気づいていないようであるのは、どうも彼女も空魚とは違ったタイプのコミュ障のようです。どうも最近のアニメ作品は最近のオタクの行動様式を反映してコミュ障キャラが多いようです。

 

都市伝説妖怪との戦い

 今回の敵はいわゆる八尺様ってやつですか。都市伝説の妖怪ですね。どんな妖怪かは私は全く知らないのですが、一応名前ぐらいは知ってます。どうも精神支配の術を使うようですね。助戸は魅入られてしまってあっさりと消滅。一回こっきりのゲストキャラはこの手の話では後腐れがないように大抵殺すという鉄則通りの退場です。

 そして鳥子が魅入られてしまった・・・と思っていたのだが、実はそれは空魚の鳥子を思う気持ちが付け入られていたという二重構造の話になってました。この辺りは鳥子が自分よりもサツキを優先していると感じる空魚の嫉妬の気持ちがあったということを空魚に対してあからさまに示すという展開になってます。ただ実際の鳥子はもっと醒めていたと(笑)。

 結局は前話で獲得した特殊能力で八尺様を倒すわけですが、とどめ刺すのは前回と同様に普通に銃なんですね。大抵はこの手の妖怪は退治不能だったり、撃退は可能だがそれには特定の手続きが必要というパターンが多いんですが、この辺りはオカルト系にしてはどうも奇妙な感じがあります。それと助戸が言っていた「こっちの連中」というのがどういう連中で何かの目的があるのかどうか。その辺りが本来の話の核心だと思いますが、アニメはそこまで行くんでしょうか? その辺の世界の根幹のところに触れないまま途中で終わって、後は原作をどうぞというパターンになる気が今からしている。

 

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