白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

魔女の旅々 第10話「二人の師匠」

その名の通りの師匠二人の物語

 前回がとびきりの暗黒変だったので、今回は雰囲気をガラッと変えてイレイナの師匠のフランとサヤの師匠のシーラさんの過去話。

     
原作小説はAmazonで販売中

 シーラさんってヤンキーっぽいなとは感じていたが、やっぱりバリバリのヤンキーキャラだったようです。確かに箒なんて完全にハーレーだし(笑)。それにしてもフランとシーラが元々同門の友人って、この世界は確かに異常に狭すぎ。

 で、二人の師匠がイレイナにそっくりなんですが、これがイレイナの母親でニケだというオチですか。それにしてもイレイナと瓜二つってだけでなく、性格もそっくりだな。こりゃイレイナが母親と間違われるはずだ。にしても、この世界の登場人物って打算的な性格の奴ばかりだけど、この辺りは作者の人間観が出てるのかな。

 ただ若い頃のフランの性格が、かなり天然色が前面に出ている今と違って、もっと尖っていたような印象です。フランもシーラも年を取って丸くなったって言いたいんですかね。まあヤンキーシーラも一応今は見事に更正しているようですし。

 

 今回の内容はこの二人が豪快に犯罪組織をぶっ潰すって話でしたが、正直なところこの二人が凄腕ってよりも、魔法統括協会の魔女があまりにヘッポコすぎたって印象しかありませんね。所詮は相手はアイテムを使用してるだけで、そのネタは分かってるんだから、正面からぶつかったら力技で押し切れるはずですから。実際にこの二人ももろに力技だけで解決してしまったわけだし。

 彼女たちは師匠から教わっていたナイフ技がここで役に立ったという展開ですが、実際に魔法使いは魔法を発動する暇がない接近戦になった時のためにナイフなどの技を習得するというのは、ファンタジー世界ではよくある設定ではあります。魔法はロングレンジ兵器なので、魔法使いと戦うときは近接戦闘に持ち込んで魔法を発動させる暇もないほどの連続攻撃で仕留めるってのは対魔法使い戦の鉄則なんで。そう言えば某魔法科高校の方々も肉弾戦能力に長けている奴が多い。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

魔女の旅々 Blu-ray BOX 上巻【Blu-ray】 [ 白石定規 ]
価格:15246円(税別、送料別)(2020/11/21時点)

楽天で購入
Blu-rayボックスも発売になっているようです

 

 で、イレイナがその問題の自由都市に到着したようですが、これは2話連続の話になるんでしょうか? この作品って、2話連続って展開は今までなかったように思いますが。続き展開で行くんなら、おつとめ果たして保釈になるか、脱獄を果たしたあの組織の連中が、自分達を捕まえた二人の魔法使いの師匠にそっくりなイレイナを見て・・・って展開しかなさそうですが。

 

次話はこちら

anime.ksagi.work

前話はこちら

anime.ksagi.work