白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

神様になった日 第7話「映画撮影の日」

陽太ファミリーのドタバタの陰に見え隠れする「終焉」

 今回は映研所属らしい(と言っても一人クラブのようだが)陽太の妹が書いた脚本を映画撮影するという話。例によって陽太友達クラブの総出演ですが、知らない間に完全に陽太友達クラブのメンバーにされている天願さん(あんたどんだけ暇なの?)はともかくとして、以前に陽太にぶちのめされた高利貸しの取り立て屋兄ちゃんまで爽やか好青年に転職して参加しているのは滅茶苦茶無理がある(笑)。陽太は「僕にもこんなに友達が・・・」と感慨にふけっていたようだが、視聴者にとっては「そう言えばこの作品って登場人物はこの程度しかいなかったよな」と今更ながら感心する(笑)。

     
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 その脚本ってのが、世界の終焉に関する情報が云々って話のようだから、これをひなが主演するってのは、もしかして一種のメタフィクション展開するつもりか? 本筋の方もいよいよ世界の終焉まで後一週間とか言い出しているし。

 撮影に関するドタバタはこの作品の毎度の与太話だからどうでも良いですけど(笑)、今回のストーリーとしての肝は、前々話辺りから匂わされていて前話からかなり顕著になっていたひなが陽太に惹かれているらしいって話が、今回ではもろに表面に浮かんできたってことなんでしょう。陽太の方も好意は持っているようだがそれがシスコンと同レベルに近くて、基本的には「伊座並さん、伊座並さん」の男だから、その辺りのすれ違いが生じていることに本人も自覚がなさそう。この辺りもどう決着をつけるのかが肝の一つ。

     
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 そして裏でコソコソと進んでいたハッカー君の調査だが、どうやら彼が探していた何とか博士の身内がひなだったらしいという「予想通り」の展開になって、ようやく本筋の方と絡みそうな気配になってきた。その何とか博士の研究内容ってのが、ひなの言っている「世界の終焉」と絡むんだろうな。

 というわけで、これから数話以内で突然に話の調子が変化するという可能性もありそう。

 

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