大騒ぎになりましたが、これで一件落着なんでしょうか?
なんか前話のラストで最強パーティーらしき連中が現れましたが、今回はそこにさらに最強ミノタウロスが登場して大混乱の模様。だけどこのミノタウロス、まるでバーサーカーのように見えて明らかに計算して動いてますね。何だかんだであの最強パーティーの足止めしてますから。
そしてベルはウィーネを追いかける。その過程で町の人を数人吹っ飛ばしてますが、これは後々に問題になるでしょう。そしてようやくウィーネに追いつくものの、ウィーネは集中攻撃を浴びて息絶える。ベルの手の中で崩れゆくウィーネ。悲しいオチになるのかと思いきや、あの即身仏が何やら秘術を駆使して生き返らせてしまいました。良いのかな?いかにも安直なオチのような気がしますが。ドラゴンボールじゃないんですから、生き返らせ呪文の類いは多用は厳禁。まあ「初めて成功した」というようなことを言っていたようですから、成功率はかなり低いというような制約をつけてるんでしょうが。
そして事件の原因であったディックスは逃走途中にこのミノタウロスと出くわして呆気なくやられてしまった模様。何とも呆気ないオチでしたが、どう考えてもこいつは殺されるしかない立場でしたからね。どんなクズ相手でも主人公に殺人をさせるのは好ましくなくて、最終的にはミノタウロスに始末させたのかな。
そして何やらあのジャージのニート神(イケロスでしたっけ?)も捕縛されてしまっているし、要するにあの悪党共はこれで全滅ってことですか。最後の生き残りもいらんことだけしてからモンスターにあっさりとプチッとやられていたようだし。
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と言うわけで、一応これで事件は解決ってことなんでしょうか? まあモンスター連中の境遇は全く変わっていないような気もしますが。これからは後始末の話か? だけど普通に考えてベルの行為は大問題となるだろうな。この後はベルの行為をかばう者と責める者とでの法廷闘争にでもなるのか? しかしそういう作品ではないだろうしな。この作品世界の司法制度がどんなものか分からんから想像付かん。
しかしどうにも引っかかるのが、この作品ってどうにも人間ドラマの描き方が表層的なんですよね。だから今回の心を打つように思われるシーンも今ひとつ感動がなかった。この作品を見ていての違和感というか、一番の不満というか。何と言うか、表現が淡々としすぎなのか、作品全体がドタバタしすぎなのか。どことなく空回り感がずっとつきまとっている。こっちの気持ちを全く巻き込んでこないんですよね。まあキャラクターが無駄に多すぎるのも徒にはなってますが。
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