白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

憂国のモリアーティ 05「橋の上の踊り子」

新キャラ登場しましたが、事件解決はあっさり目

 仕事人物語の続きですが、どうやら新メンバーが増えましたね。この二人はOPにも出ていたメンツですね。一応これでフルメンバーが揃ったことになるのでしょうか? 小柄の少年は調査や小細工担当、オッサンの方はスナイパーってところですか。主人公達はどちらか言えば荒事向きではないので、荒事担当というところなんでしょう。このモラン大佐って人物はシャーロック・ホームズの話でもモリアーティの部下として登場している模様。ところでそう言えば今回は黒毛の兄貴が出てこなかったな。

     
原作コミック発売中です

 今回は冒頭に完全にイッちゃってるフリーダが登場しただけで「ああ、これはアヘンだな」って推測はつきましたね。結局は裏で阿片窟を経営していたラドリーが、貴族の弱みを握って脅迫するということまでやっていたと。そしてルシアンの件を知った。果たしてフリーダの殺害はルシアンの家から依頼されたのか、それともラドリーが後で脅迫のネタにするつもりだったのかあたりは不明ですが、ラドリーが手を下していたという展開。だけどこの作品って、ミステリーではないですからいつも事件の背景は丸見えですよね。そこのところについては全くといって良いぐらいにひねりがない。

 

なんかやけに「雑な」殺し方をしたような・・・

 殺害方法も今回は全くひねりがありませんね(笑)。足下をバンバン撃って「死ぬまで踊りやがれ」って奴ですか。しかしあの橋、欄干の上にでも乗らないと落ちないようになっていたと思いますが、あれで転落させられるんでしょうか? フリーダのように欄干の上で踊っていたのなら分かりますが。あの状態で欄干の上に乗るとも思えない。

 それと川に転落しただけで確実に溺死しますかね? もしラドリーが泳げたら落ちても泳いで逃げられる可能性がある。完全犯罪者のモリアーティがそんな雑な殺人しますかね? それともあの川は水深が浅くて、溺死と言うよりも転落死なんでしょうか?

 で、モリアーティって依頼主がいなくても勝手に動いて醜き者は排除するようです。まあルシアンが正気で状況を知ったら彼が依頼する可能性はありましたが、あえて彼の手を汚させなかったという印象もある。だけど、生徒の前であんなもろに正体晒して大丈夫なんでしょうか。いつもは共犯者にすることで口をふさぐわけですが、ルシアンは別に共犯じゃないですからね。

 何か今回見ていると、モリアーティがこの階級社会の悲劇云々って話をしていて、いよいよ革命家めいてきましたが、それが彼の本質ってことですか。

 

 前話はこちら

anime.ksagi.work