白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

禍つヴァールハイト-ZUERST- 第5話「From Gutheil with Love」

シズマドライブ?も登場して、何となく世界の背景が見えてきたか

 イヌマエル君はその人の良さが祟ってドンドンとヘッドキーパーに深入りしている模様。人間性テストをされてしまったようですが、結論は「良い奴すぎ」ってところでしょうな。それだけに非合法組織で活躍するのにはいささか疑問がありますが。

 その挙げ句にクラウスの依頼まで受けて作戦に参加する羽目に。ライカ病の拮抗薬云々って話が出てましたが、どうもクラウスはそれに興味がある模様。何か各人の思惑が入り乱れてきた。

     
あの印象的なOPのCDが出たようですね

 そして彼らが運んでいた怪しいアンプルが登場。それ見た途端に思わず「シズマドライブ?」。いよいよもって過去に起こったのはバシュタールの惨劇だったのではという気がしてきた。しかしこのネタ、今時の若い人にはチンプンカンプンだよな。

 

各々の物語が今後絡み合って行くと推測は出来るが・・・

 シャアケは貴族の令嬢とのことだが、父親との間にはかなり微妙な空気が漂っている。どうやら父親はシャアケの活動のことも知っているようだが、自らはそれと敵対する側にいるらしい。恐らくあの化け物絡みのかなり汚いこともしてるんだろう。昔、妻が失踪したようであるが、それも恐らくその件が絡んでいるということは推測つく。そしてその件にはいずれシャアケもたどり着くんだろうな。そして多分それがこの世界の核心か。

 そして脇でたまにウロウロしているレオカディオ君はイヌマエルの妹を連れてきたが、彼女が変態隊長の毒牙にかかるのではないかとの心配。しかし隊長は彼女をあっさりと逮捕して、どうやら本部にでも引き渡すつもりのようだ。しかし彼女を拷問でもしたところで絶対に何の情報も出てこないのに・・・。彼女に今後訪れる境遇が多分レオカディオの立ち位置にも影響してくるだろうな。

 どうもこれまで各人がバラバラの動きをしていたために世界全体が全く見えなかったのであるが、話も中盤を迎えてようやくそれらが互いに絡み合い始めたという印象。ストーリーが佳境を迎えるのはこれからなんだろう。それが見えてきた時にどういう話になるか。その辺りが作品としての勝負だな。気になるのは主人公達の存在感が極めて小さくて、状況に流されているだけに見えるところ。

 

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