白鷺館アニメ棟

放送中のアニメ作品について、アニメファン歴50年以上という鷺が軽いツッコミを交えて与太話

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか episode:06

急に事態の背景が明らかにされ、大詰め感が出て来たんですが

 うーん、何か急に大詰め感が出て来て、急に登場人物がベラベラと台詞でことの顛末を語り出したのだが、何ともくどくてダサい展開だな。悪党の自白と、あのジャージ神の告白という二重音声になっていたが、基本的にアニメでキャラに台詞で全て説明させるというのはあまり上手い演出ではない。元が小説のようだからそのせいか。

     
原作小説はAmazonでも販売されている模様

 結局はあのプロ悪党君が「自分を自由に出来るのは自分だけ」って言葉に異様にこだわったのは、自分が1000年前の御先祖に縛られて自由に行動できていなかったからってことか。1000年前のダンジョンオタのおっさんが、その迷惑な思念で子孫まで縛ったってか。

 ダイダロスってギリシア神話の工人ですね。優秀な発明家だったが、才能ある工人を妬んで殺害したりしているようだ。何だかんだがあって息子のイカロスと共に塔に幽閉されたが、そこから翼を作って逃走。ただしその時に息子のイカロスは太陽に近づきすぎたことで翼のロウが溶けて墜落して死亡している。要は優秀な技術者ではあったが、いろいろと業の深い人物のようである。本作での狂気に走ってダンジョンに制作に固執したってキャラには最適の人物か。そして息子どころか子孫丸ごと不幸にしたと。

 モンスター連中は仲間の救出のために乗り込むが、待ち受けていた悪党共に直面して危機一髪。そこにベル達が駆けつけるが、モンスター連中は悪党のカースにやられて混乱状態。解くにはベルが悪党をやっつけるしかないが、どうやらレベルが悪党の方が大分高い模様。あの即身成仏した魔術師が言っていた「カースのための代償」というのがどの程度かがベルが勝てるかどうかのポイントか。それが大幅な能力低下なんかだったら勝ち目も出てくるってわけですな。

 で、途中でダンジョンの鍵をモンスターに渡して行かせてたから、どうやら彼が援軍を呼びに行った模様。そいつらも駆けつけてくるんだろうか。

 まるで雰囲気が最終決戦みたいになっているけど、話数を考えるとまだ中盤のはず。結局はあの悪党は逃走してもう一波乱あるんだろうな。それにしてもあの悪党、結局何をやりたいのかがさっぱり分からん。結局は己のゲスな趣味を満たすためにモンスターを狩っていただけか?

 

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